【遺言書は法務局に預けることが可能】遺書預かりサービスの利用方法

【遺言書は法務局に預けることが可能】遺書預かりサービスの利用方法

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社勤務歴6年、葬儀業界歴が10年になる
「あなたの葬儀」代表の堺です。

遺言書を作ったはいいけど、どこか安全な場所に
預けたいと考えている人はいませんか?

遺言書は書かれている内容次第では
相続トラブルを引き起こす可能性もあるので、
できれば自分が亡くなるまでは大切に保管したいと
考えるところですよね。

ただ遺言書は、法務局に預ければ問題ありません。
自筆で書いた人の場合のみですが、
遺書や遺言書を預かるサービスがあるのです。

そこで今回はそんな遺言書を預けることが
できるようになった「遺言書保管法」について
紹介しつつ、遺言書を預けるまでの
流れを紹介していきます。

【本記事を見て分かること】

  • 遺言書は法務局に預けることが可能
  • 「遺言書保管法」の概要
  • 遺言書預かりサービスの利用方法
  • 遺言書を法務局に預ける際の注意点

遺言書を預けるメリットや預ける際の
注意点も詳しくまとめていますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

スポンサーリンク

遺言書は法務局に預けることが可能

遺言書は法務局に預けることが可能

先述しましたが、
遺言書は法務局に預けることが可能です。

「遺言書保管法」という法律が
平成30年7月6日に成立し、
令和2年7月10日に施工が開始されました。

遺言書を預ける保管機関は
『遺言書保管所』と名付けられており、
法務局の管理下によって設けられています。

遺言書を書いた人が自ら出頭をしなくては
いけませんが、遺言書保管官に本人確認を
とってもらえば誰でも遺言書を
預けることが可能です。

「遺言書保管法」の概要

「遺言書保管法」の概要

今までの遺言書というものは、
自宅で保管をされるということが
当たり前でした。

しかし以下のような問題点があったことが、
遺言書を残すことの悩みの1つでした。

【今まの遺言書における問題点】

  • 自宅で保管すると紛失・亡失の恐れがある
  • 相続人が遺言書を改ざん・破棄する可能性がある
  • 相続トラブルを引き起こす可能性がある

上記のような問題点があったので、
なかなか遺言書を残そうと思っても
書けなかったという人は少なくありません。

(画像引用:法務省〜法務局における自筆証書遺言書保管制度について「制度概要」〜

これから日本は高齢化社会になっていくことは
間違いありませんので、少しでも相続トラブルや
家庭内での紛争を防ぐために
「遺言書保管法」が定められたんですね。

法務局に遺言書を預ければ、
自分のプライバシーを確保できるだけでなく
相続登記の促進につなげることもできます。


(画像引用:法務省〜法務局における自筆証書遺言書保管制度について「制度概要」〜

遺言者が死亡しない限り相続人に通知は
いきませんし、相続人は遺言者の死後でない限り
遺言書を閲覧することもできません。

さらに一般的に遺言書は見つかったら一度、
家庭裁判所にて検認をしてもらう必要がありますが、
遺言書保管所に預けている場合にかぎって
検認を免除されるというメリットもあるのです。

※ここまでの内容は、法務省が定める
自筆証書遺言書保管制度の関係法令』に
乗っ取って分かりやすく解説した内容となるので、
詳しく知りたい方はチェックしてみてください。

スポンサーリンク

遺言書預かりサービスの利用方法

遺言書預かりサービスの利用方法

遺言書を法務局で預けることができる
サービスを利用していくためには、
以下の手順で進めていけば問題ありません。

  1. 遺言書を自筆で作成する
  2. 保管の申請をする遺言書保管所を決める
  3. 申請書を作成する
  4. 保管の申請を予約する
  5. 保管の申請をする
  6. 保管証を受け取る

順番に解説していきます。

※ここからは法務省がすでに発表している、
遺言者が遺言書を預けるまでの流れ』に
乗っ取ってまとめた内容です。

1.遺言書を自筆で作成する

まずは、遺言書を自筆で作成していきましょう。

ただ自筆遺言書を作成する際には、
注意事項に注意しながら書かなくてはいけません。
さらに書く内容は、自分で考えて
書いていく必要があります。

詳しい注意事項に関しては、
遺言書の様式の注意事項に詳しく
まとめていましたので、必ずチェックをしてから
遺言書の記載を進めていきましょう。

2.保管の申請をする遺言書保管所を決める

次に、保管の申請をすることができる
遺言書保管所を決めていきましょう。

保管の申請ができる場所は限られており、
遺言書保管所一覧表』を見てから
決めていく必要があります。

遺言書の「住所地」か「本籍地」、
もしくは遺言者が保有する不動産の所在地の
どれかを管轄する保管所から決める
必要があるので、選ぶ際には注意しましょう。

スポンサーリンク

3.申請書を作成する

次に遺言書を申請する申請書の作成を
していく必要があります。

申請書は法務省のHPから
ダウンロードすることができますが、
法務局の窓口からでも申請書を
受け取ることができます。

遺言者の手続きと相続人の手続きによって
申請する書類が異なるので、
申請書の種類を選ぶ際には注意しましょう。

4.保管の申請を予約する

保管の申請をするには、
事前に予約を取らなくてはいけません。

予約の方法は主に2つ。

  • 専用のHPにアクセスして予約する(24時間365日対応)
  • 法務局に電話、もしくは直接窓口にて予約する

上記の通り。

どちらの方法でも予約はできまして、
予約日の前々業務日まで予約が可能です。

詳しく知りたい方は、『遺言書保管所の予約にて
詳細を詳しくまとめていますので、
ぜひチェックしてみてください

スポンサーリンク

5.保管の申請をする

予約が取れて期日になりましたら、
遺言書の保管の申請に向かいましょう。

保管の申請をする際には、
以下の持ち物が必要となります。

  • 遺言書
  • 申請書
  • 添付資料・・・本籍の記載がある住民票の写し(作成3ヶ月以内)
  • 本人確認書類・・・運転免許証、マイナンバーカード、運転経歴証明書、旅券、乗員手帳、在留カード、特別永住者証明書のうちの1点
  • 手数料・・・申請書1枚につき、一律3,900円

1つでも忘れてしまうと申請ができませんので、
必ず忘れずに持っていくようにしましょう。

6.保管証を受け取る

手続きが無事に完了しましたら、
保管証を受け取りましょう。

保管証は持っているだけで

  • 遺言書の閲覧
  • 保管の申請の撤回
  • 変更の届出

などが可能です。

さらに相続人が遺言書の証明書交付を
請求する際にも、保管番号を控えると
申請の際に大変便利になります。

保管証を受け取ったら、
事前にご家族に遺言書を保管所に
預けていることを伝えて、
大事に保管しておきましょう。

遺言書を法務局に預ける際の注意点

遺言書を法務局に預ける際の注意点

遺言書を法務局に預ける際には、
以下の点に気をつけて申請をする
必要があります。

  • 遺言書の保管の旨を通知できる相続人は1人のみ
  • 遺言者が死亡しないと相続人は遺言書を見れない
  • 遺言書の内容は自分自身で決める必要がある

順番に解説していきます。

遺言書の保管の旨を通知できる相続人は1人のみ

遺言書を法務局に保管した場合、
希望者のみですが相続人に対して
遺言書を預かっている旨を伝える
通知をしていきます。

ただ通知ができる対象者ですが、
法務省から以下のように指定されています。

通知対象者は,遺言者の推定相続人並びに遺言書に記載された受遺者等及び遺言執行者等から1名を指定することとなります。まずは,その方に遺言書が保管されている事実が伝われば,その他の相続人等にも確実にそのことが伝わると思われるような立場の方や,確実に保管の事実を伝えたい方を選択していただくことをおすすめします。

(引用:法務省〜法務局における自筆証書遺言書保管制度について〜

なので相続人の中で信頼できる人を指定し、
事前に遺言書を保管していることを
伝えておきましょう。
※死亡後の保管通知は、令和3年以降と
言われているので利用する際には注意が必要です。

遺言者が死亡しないと相続人は遺言書を見れない

当然ではありますが、遺言者が死亡しないと
相続人は遺言書を見ることはできません。

法務局に申請をすることで
保管証を受け取ることはできますが、
相続人であったとしても遺言者が存命の場合、
閲覧することができないのです。

遺言者が死亡後に、初めて遺言書の中身を
見ることができるので注意しましょう。

遺言書の内容は自分自身で決める必要がある

遺言書に何を書くべきか迷いがちですが、
法務局では作成に関する相談は
受け付けていません。

自分自身で作成していく必要があり、
全て自己責任となってくるのです。
ただ法務局のHPでは基本的な
遺言書の書き方をまとめたものがあります。

詳しい注意事項に関しては、
遺言書の様式の注意事項で詳しく
まとめていましたので、書き方が分からない方は
ぜひチェックしてみてください。

まとめ|遺言書を預けて安心を得よう

遺言書を預けて安心を得よう

ここまで遺言書を預けることができる
法務局が定めた「遺言書保管法」や
遺言書を預ける際の流れ、注意点を
解説してきました。

遺言書を巡って遺産トラブルがあったり、
家族関係が悪くなってしまったりするというのは
葬儀後にはよくあることです。

その点遺言書を法務局に預けるというのは、
トラブルを少しでも減らしたいと考える
遺言者にはありがたいサービスと
言えるでしょう。

なので残された相続人にちゃんとした
遺言を残したいと考えている遺言者は、
ぜひこのサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

それでは以上です。
ありがとうございました。

スポンサーリンク
【遺言書は法務局に預けることが可能】遺書預かりサービスの利用方法
最新情報をチェックしよう!