終活はいつから始めるべき?【理想的なタイミングと始め方を紹介】

終活はいつから始めるべき?【理想的なタイミングと始め方を紹介】

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社勤務歴6年、葬儀業界歴が10年になる
「あなたの葬儀」代表の堺です。

近年、終活という言葉が流行りつつありますが、
終活をいつから始めるべきか
迷われているという方はいませんか?

終活を始めてみたいと思ってはいるけど、
いつから始めるのが理想的なのか
難しいところですよね。

ただ結論を言うと、終活というのは
興味をもった時に始めるべきでして、
正しいタイミングというものはありません。

一般的に終活を始める人が多い年代は
あるものの、終活には決まった
タイミングというのはないのです。

本記事では、そんな終活をいつから
始めるべきかで悩まれている方に対して、
終活を始める理想的なタイミングについて
まとめていきました。

【本記事を見て分かること】

  • 終活は興味をもった時に始めるべき
  • 一般的・理想的な終活のタイミング
  • 終活はなにから始めるべきか?
  • 終活を始める際の注意点

本記事を読むだけで終活をする理想的な
タイミングだけでなく、終活の始め方や
注意点までを理解することができますよ。

終活はいつから始めるべき?

終活はいつから始めるべき?

冒頭でもお話ししましたが、
終活というのはいつから始めるべきという
決まったルールなどはありません。

しいていうのでしたら、
終活に興味をもった時に始めるべきです。

終活は興味をもった時に始めるべき

実際に遺産相続に関する法律相談サイト
「相続弁護士ナビ」が2020年9月に
15歳以上の男女1000人に聞いたところ、
以下のような返答の結果を示しました。

質問:終活はいつから始めるべきか?
1位興味を持ったとき(39.6%)
2位60代(17.6%)
3位70代(11.7%)
4位50代(8.5%)

(参照:終活を始める時期は「興味を持ったとき」が約4割〜Yahooニュース〜 図は筆者作)

「興味をもった時に終活をするべき」という
回答が圧倒的に多いことがわかりますね。

つまり興味をもった時が1番終活を
考えている時でもありますので、
『終活』というワードが頭をよぎった時が
タイミングとしてピッタリということです。

終活に興味を持つタイミングは人それぞれ違う

終活に興味を持ったことがない人からすると、
いつから興味を持つのかイメージしづらいと
思いますが、人それぞれタイミングが
異なります。

例えば、終活を考えるタイミングやきっかけは
以下の通り。

  • 定年を迎えた時(親、または自分)
  • 親に終活を勧めたいと考えた時
  • 身近な人が亡くなった時
  • 健康面で不安を感じた時
  • 相続のことを意識し始めた時

上記のように終活に興味を持つ
タイミングというのは、それぞれの
歩んできた人生観で変わってくるのです。

終活とは「人生の終焉に向けた準備」
言われていますが、自分の人生を振り返ったり
これからの生き方を見つめ直すための
活動でもあります。

人生を見つめ直すという行動に
決まったタイミングがないのと同じで、
終活を始めるタイミングにも
決まりはありません。

まずは、終活に興味を持つことが
きっかけの1つでもありますので、
まずはきっかけを掴むことが
終活を始めるための第一歩と言えますよ。

以下には終活を始めるきっかけについて
詳しく解説した記事がありますので、
一緒にチェックしてみてください。

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【終活を考える5つのきっかけ】始めるタイミングや進め方を紹介

終活を始める一般的なタイミングは60代〜70代

終活を始める一般的なタイミングは60代〜70代

ここまでの解説で、興味をもった時に
終活をするのがベストなタイミングなのが
わかったと思います。

ただ先ほどの「相続弁護士ナビ」が
集計したアンケート結果を見ると、
『60代〜70代』と返答した人が多いことも
わかりました

これを別の解釈で説明すると、
終活を始める人の中でも

年代的に見れば60代〜70代の人が
終活を意識し始めるということです。

60代〜70代となると、
定年退職を迎えたり生活が安定したりする
時期であることから、今後の老後のことを
しっかりと考えるようになっていきます。

そこで改めて残された家族に負担を
かけさせないがために、終活を始める人が
増えるということですね。

終活の理想的なタイミングは30代〜50代

終活の理想的なタイミングは30代〜50代

ただ私なりに考えた結果ですが、
終活を始める理想的なタイミングは
60代〜70代では遅く、最低でも
30代〜50代で終活を始めるべきと考えます。

なぜなら終活は遺品整理や書類の整理など
やるべきことがたくさんあるのですが、
年を重ねすぎると肉体的にも精神的にも
終活が大きな負担になりかねないからです。

例えば60代〜70代の場合だと、
認知症を引き起こしてしまったり
足腰が悪くなってしまったりする
可能性が少なからずあります。

そんな時にいざ終活を始めようと
思ったとしても、思ったように
体がついていかない時があるんですね。

しかし30代〜50代ならまだ現役で
働いていることも多いということで、
ちゃんと正常な判断で後悔のない終活を
進めることができます。

「定年になったら終活を考えよう」と
考えていては手遅れになってしまう場合が
ありますので、興味をもったら
若いうちに終活を進めるのがおすすめです。

終活はなにから始めるべきか?

終活はなにから始めるべきか?

ここまで終活のタイミングについて
詳しくまとめていきました。

ではそんな終活をいざ始めようと思えば、
一体なにから始めるべきなのでしょうか?

詳しくまとめると、以下の通りです。

  • エンディングノートを書く
  • 生前整理をする
  • 葬儀の準備を進める
  • お墓の準備を進める
  • 遺言書を書く

いきなり全てを取り組む必要はありませんが、
最低限した方がいいことをまとめました。

それぞれ詳しく解説していきます。

エンディングノートを書く

終活を始めようと思ったのでしたら、
まずはエンディングノートを
書いていきましょう!

エンディングノートとは、
家族や周りの人に伝えておきたいことを
書き記すことができるノートや手紙の
役割を果たします。

書く内容は、主に以下の通りです。

  • 自分の個人情報(生年月日、住所、電話番号など)
  • 資産情報(貯金、証券、不動産、負債など資産全て)
  • 家族・親族の情報(家族・親族との関係性、冠婚葬祭の記録)
  • 友人・知人関係(いざという時に誰に連絡してほしいのかを記載)
  • 葬儀関係(どのような葬儀にしたいのかを記載)
  • 遺品の整理方法(残してほしいか処分するかを記載)
  • 家族や知人関係に伝えたい言葉(感謝や謝罪の言葉)

上記の通り。

エンディングノートは市販で販売されており、
質問に回答をしていくだけで
書く内容を埋めていくことが可能です。

決めれたルールなどはありませんので、
ノートにしたがって書いていけば
誰でも簡単にエンディングノートを
作ることができますよ。

おすすめのエンディングノートを紹介

今ではさまざまなエンディングノートが
販売されてますが、筆者が特におすすめするのが
以下のエンディングノートです。

気になるエンディングノートが
ありましたら、ぜひ利用してみてください。

生前整理をする

生前整理をする

エンディングノートを書き終えたら、
生前整理をしていきましょう。

生前整理とはいわば『断捨離』でして、
亡くなった後のことを考えて
身辺整理や財産整理をしていくことで
残された家族の負担を減らすことに繋がるのです。

例えば生前整理のやり方としては
要る物と要らない物を仕分けし、
遺品として残す物を決めていきます。

さらに財産目録などを作っていき、
現金や預貯金がいくらあるのか、
車や宝石、証券、家など財産が
どれぐらいあるかを記すことも大切です。

生前整理をしていけば
身の回りの整理ができるだけでなく、
相続税の対策を立てることにも繋がります。

自分の人生を棚卸しするという感覚で、
本当に必要だと思われる物を
残すようにしていきましょう。

葬儀の準備を進める

終活を始めるなら、葬儀やお墓の準備も
可能なかぎり進めておきましょう。

葬儀の準備を進めておくだけで、
残された家族の精神的負担や
経済的負担を軽減する役割があります。

例えば、葬儀社に葬儀の相談をするとしたら
聞くべき内容は以下の通りです。

  • どれぐらいの費用が葬儀にかかってくるのか
  • 葬儀形式はどうするべきなのか
  • お世話になる可能性の高い葬儀社はどこか
  • 葬儀全体の流れはどうなるのか
  • 最近の葬儀はどういった葬儀が多いのか

上記の項目は最低限でも聞いておきましょう。

葬儀がいざ始まるとなると、
いくら準備を進めていたとしても
正常な判断ができずに後悔のある
葬儀をしてしまう人も少なくありません。

死を意識することに抵抗はあるでしょうが、
可能なかぎりで構いませんので
終活の時に葬儀の準備を進めておけば
後悔のない葬儀を執り行うことができますよ。

以下の記事では、葬儀の相談方法を
詳しくまとめていますので、
相談をしたことがないという方は
ぜひチェックしてみてください。

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葬儀の相談はどうやるの?【葬儀のプロが相談窓口の活用方法を紹介】

お墓の準備を進める

お墓の準備を進める

葬儀の準備を進めると同時並行で、
終活を始める際にはお墓の準備を
進めていきましょう。

お墓を選ぶことで自分が気に入った
場所で安らかに眠ることができるだけでなく、
残された家族を安心させることができます。

例えばお墓の準備を進める際には、
以下の項目を確認してから進めていきましょう。

  • お墓の費用・土地代はどれぐらいかかるのか
  • お墓のデザインはどのようなものがあるか
  • お墓の石の種類はなにが適切か
  • 彫刻文字はどのような文字を入れるのか
  • 埋葬地はどこになるのか

資料を取り寄せたりお墓専門の会社に
連絡を入れることで、準備を進めることが
可能です。

ただ近年はお墓ではなく、
永代供養や散骨、樹木葬など
お墓にお骨を入れない方法で
埋葬をする方も増えてきました。

かならずしもお墓を買う必要はないので、
今の経済状況や残された家族が
お参りにきてくれるかなどを検討して
選んでいくようにしましょう。

遺言書を書く

相続のトラブルを避けたい人は、
遺言書を書くようにしましょう。

遺言書には財産の分配方法や
処分方法などを書き記すことができ、
身内同士での相続トラブルを
減らす役割があります。

例えば、遺言書に書く内容の一例が
以下の通りです。

  1. 相続人の指定
  2. 遺産分割方法の指定や分割の禁止
  3. 相続財産の処分方法
  4. 後見人の指定
  5. 遺言執行者の指定
  6. 相続人の排除
  7. 内縁の妻と子の認知に関すること
  8. 相続人相互の担保責任の指定

※遺言書の内容に関しては、
以下の記事を参考にしてまとめましたので
ぜひ参考にしてみてください。

参考記事:遺言書の効力は8つ!主な内容と無効になる15のケース

さらに近年は遺言書を法務局に預ける
ことができるようになってきたので、
遺言書を事前に作っておいても
安全に保管をすることができます。

終活を進める上で遺言書を作ることに
抵抗を持つ人も少なくありませんが、
相続のトラブルを減らしたいと考えるなら
早めに書いておきましょう。

以下の記事では遺言書を預けれる
『遺書預かりサービス』について
まとめていますので、気になる方は
一緒にチェックしてみてください。

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【遺言書は法務局に預けることが可能】遺書預かりサービスの利用方法

終活を始める際の注意点

終活を始める際の注意点

ここまで終活の始め方について
詳しくまとめていきました。

ただそんな終活を始める際には、
いくつかの注意点があります。

それが以下の通り。

  • 前向きな終活を考える
  • できる範囲で終活を始める
  • 終活をしていることを家族に伝える

上記の通り。

順番に解説していきます。

前向きな終活を考える

終活はどうしても自分の死に向けた
準備をしていくことになるので、
気持ちが後ろ向きになってしまうことも
少なくありません。

しかし気持ちが後ろ向きの状態で
終活を進めてしまっては気持ちが
落ち込んでしまったりと、
精神的な負担を感じてしまいます。

終活とは、自分の今後を考えることも
そうですが、今までの人生を振り返ることも
取り組む目的の1つです。

終活に不安を感じるのではなく、
あくまでこれからの人生をより良いものとして
いくための準備をしていくと考え、
前向きに取り組むようにしましょう。

できる範囲で終活を始める

できる範囲で終活を始める

終活を始める際には、無理をせず
できる範囲で始めていくことが大切です。

終活は生前整理や遺言書の作成など
やるべきことがたくさんありますので、
全てを終わらせようとすると
疲弊してしまう恐れがあります。

いきなり全部を終わらそうと考えるのではなく、
「今日はこの終活を進めよう」と考えて
動いていくのが終活のコツです。

自分ができる範囲で取り組んでいくのが、
後悔のない終活を進めていくために
必要な考え方になりますよ。

終活をしていることを家族に伝える

終活をすると決めましたら、
家族にその旨を伝えるようにしましょう。

なぜなら終活は1人でするものではなく、
家族全員が関わりを持って取り組むべき
内容になるからです。

例えば生前整理1つとっても、
ご家族の意見がなくてはなかなか
判断がつかない時がかならず出てきます。

家族の意見を聞きながら終活をすることで、
本人だけでなく家族全員が納得のいく
終活を進めることができるのです。

事前に知らせておくだけで
お互いの終活に対する考え方も理解できるので、
可能な範囲で終活をしていることを
伝えるようにしましょう

まとめ|終活は興味を持った時に始めよう

終活は興味を持った時に始めよう

ここまで終活をいつ始めるべきかについて
詳しく解説しつつ、終活の始め方や
始める際の注意点をまとめていきました。

終活に決まったタイミングはありませんが、
少しでも興味を持った時がありましたら
今すぐにでも始めましょう。

早めに始めれば始めるほど、
将来への安心感を手に入れることができ、
周りへの負担を軽減することに
つながってきます。

高齢化社会になっていく日本において、
終活は切ってもきれない関係性になるので、
心構えだけでもしっかり持っておいても
損はありません。

ぜひ本記事を参考にしていただいて、
ご自身の終活に役立てれば幸いです。

それでは以上となります。
ありがとうございました。

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