【初七日法要後の食事】精進落としのマナー・作法10個と流れを紹介

【初七日法要後の食事】精進落としのマナー・作法10個と流れを紹介

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

初七日法要が終わった後に取る食事を
『精進落とし』といいますが、
精進落としにおいて以下のような
疑問をもたれている方はいませんか?

  • 初七日法要後の食事(精進落とし)とは?
  • 初七日法要後の食事(精進落とし)のマナー・作法とは?
  • 初七日法要後の食事(精進落とし)でよく出される料理とは?
  • 初七日法要後の食事(精進落とし)の全体の流れ

初七日法要を開いたことがない人からすると、
精進落としにおいて何に注意をするべきか
どのようなマナーがあるのか、
分からないことだらけですよね。

そこで本記事では、
初七日法要後の食事(精進落とし)における
正しいマナーについて紹介していきます。

本記事を読むだけで、
初七日法要後の食事の意味合いから
一連の流れがわかるので、
ぜひ参考にしてみてください。

初七日法要後の食事(精進落とし)とは?

初七日法要後の食事(精進落とし)とは?

冒頭でも書きましたが、
初七日法要後に食べる食事のことを
『精進落とし』といいます。

もとは忌明け(故人が亡くなって四十九日後)に
食べる食事を意味していましたが、
近年の葬儀の形が変わってきたことによって、
初七日法要後の食事を意味するようになりました。

精進落としの本来の意味は『四十九日法要で食べる料理』

仏教の教えとして、昔は故人が亡くなった後の
四十九日間は故人が安らかに魚やお肉などではなく、
精進料理を食べるのが当たり前でした。

そして亡くなって四十九日後に執り行われる法要が
終わることで、精進料理ではない一般的な食事を
食べることが許されたのです。

なので『精進落とし』と呼ばれるようになりました。

しかし近年は葬儀の考え方が大きく
変化してきたこともあって、火葬場から
戻ってきた後や初七日法要後に食べる
食事を精進落としと呼ぶようになったのです。

昔とは違い、葬儀の種類が増えたり
生活スタイルが大きく変わったことが、
精進落としと呼ぶようになった
大きな要因だとされています。

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初七日法要後の食事(精進落とし)のマナー・作法10選

初七日法要後の食事(精進落とし)のマナー・作法10選

ここまで、初七日法要後の食事でもある
『精進落とし』の本来の意味合いについて
解説していきました。

ではそんな精進落としでは
どのようなマナーに気を付けながら
進めていかなくてはいけないのでしょうか?

守るべきマナーや作法をまとめると、
以下の通りです。

  1. 食事をいただく人を事前に把握しておく
  2. 喪主や遺族は末席に座る
  3. 僧侶には1番上座に座ってもらう
  4. 僧侶が精進落としに出席しない場合は『御膳料』を渡す
  5. 喪主が参加してくれた人に対して感謝の意を示す
  6. 「乾杯」ではなく「献杯」を行う
  7. 準備や片付けは喪主や遺族で引き受ける
  8. 1〜2時間程度で終わらせるようにする
  9. 大声で喋りながら食事を食べない
  10. 引き出物や御供物を最後に配布していく

上記の通り。

詳しく見ていきましょう。

1.食事をいただく人を事前に把握しておく

精進落としを準備する前に、
まずは食事をいただく人を事前に
把握しておきましょう。

親族やお骨あげにきてくれた知人によっては、
都合が悪くて火葬式が終わった後に帰られる
ことも少なくありません。

料理の数が足りない事態だけは
避けなくてはいけませんので、
事前に精進落としをいただくかを関係する人全員に
聞いておくのがスムーズな対応になります。

2.喪主や遺族は末席に座る

喪主や遺族は末席に座り、精進落としに
参加してくれた人たちをもてなします。

出席者にお酒を注ぎに行ったり、
料理の準備を手伝ったりしていくことが
喪主や遺族の主な役割です。

ただ喪主は出席者に感謝の気持ちを示す
挨拶をすることもあるので、
全員から見えやすい末席に座るのが
良いでしょう。

3.僧侶には1番上座に座ってもらう

3.僧侶には1番上座に座ってもらう

僧侶にも精進落としに出席してもらう場合は、
1番上座に座ってもらうようにしましょう。

精進落としにおいて1番感謝を示すべきは
僧侶でして、喪主や遺族も1番もてなさなくては
いけない立場でもあります。

なので事前に上座だけは席をあけておき、
他の出席者には別の席に座ってもらうように
促していきましょう。

4.僧侶が精進落としに出席しない場合は『御膳料』を渡す

僧侶によっては都合が悪くて
精進落としに参加しない場合もありますので、
その際にはご飯代として『御膳料』を
渡すようにしていきましょう。

御膳料は白い封筒に入れて渡すのがマナーで、
相場は約5,000円〜10,000円となります。

渡す際には表書きに「御膳料」と書き、
僧侶が帰られる前に渡しましょう。

5.喪主が参加してくれた人に対して感謝の意を示す

席に出席者全員が座り、料理の準備が整ったら
喪主が代表して感謝の意を示します。

つつがなく葬儀を終えれたことを
出席者に伝えることが大事であり、
感謝の気持ちをそのまま伝えましょう。

ただし葬儀の時のような長めの挨拶は必要なく、
簡潔に挨拶を済ますのが理想的な挨拶ですね。

6.「乾杯」ではなく「献杯」を行う

精進落としで杯を交わすときは、
「乾杯」とは言わずに「献杯」をしていきます。

献杯とは相手に敬意を表すときに使い、葬儀の場合は
「故人に対して敬意を表す杯」を意味します。

あくまで故人に捧げるものなので、
食事をいただく前に喪主が「献杯」と言い、
杯を控えめに掲げましょう。

ちなみに杯を打ち合わせたり拍手をするのは
マナー違反となるので、挨拶をした後は
注意をしましょう。

7.準備や片付けは喪主や遺族で引き受ける

7.準備や片付けは喪主や遺族で引き受ける

精進落としの準備や片付けは、
喪主や遺族で引き受けるようにしましょう。

精進落としは葬儀に来てくれた参列者に
感謝の意を示す場でもあるので、
喪主や遺族がもてなす必要があります。

ただし率先して手伝ってくれる人がいる場合、
お言葉に甘えて手伝ってもらっても
問題はありません。

8.1〜2時間程度で終わらせるようにする

基本的に精進落としは、
1〜2時間程度で終わらせるようにしましょう。

葬儀や初七日法要が終わると、
喪主や遺族だ家でなく他の出席者も
疲労が溜まっている場合があります。

無理して長居させてしまっては
疲れをさらにため込む結果になりかねないので、
短くても1時間程度、長くても2時間で
終わらせるのが理想的ですね。

9.大声で喋りながら食事を食べない

精進落としの最中は、大声で喋ったりせず
静かに食事をいただくようにしましょう。

精進落としとは出席者に
感謝の気持ちを示す場でもありますが、
故人を偲ぶ場でもあるので大声で
喋りながらの食事はマナー違反です。

簡単な雑談程度なら問題ありませんが、
できる限り静かな気持ちで精進落としを
いただくのが正しいマナーと言えます。

10.引き出物やお供物を最後に配布していく

もし葬儀において引き出物を用意してたり
お供物をお供えしていた場合には、
精進落としに参加してくれた人に
配布をしていきましょう。

引き出物は正式には会葬御礼ともいい、
会葬に来てくれた人全員に渡すのが一般的です。

さらに葬儀中にお供えしていたお供物は、
最終的には喪主や遺族以外にも
初七日法要に出席してくれた人に渡す
風習があります。

ただし地域によってはお供物を
仕分けしない地域もあるので、
事前に供えてあったお供物はどのように配布するか
確認をとってから渡すようにしましょう。

初七日法要後の食事(精進落とし)でよく出される料理

初七日法要後の食事(精進落とし)でよく出される料理

ここまで初七日法要後の食事
(精進落とし)におけるマナーや作法を
紹介してきました。

次に精進落としでよく出される料理を
紹介していきます。

まとめると以下の通りです。

  • 懐石料理
  • 刺身のお造り
  • お寿司
  • 焼き物
  • 天ぷらなどの揚げ物
  • 白いご飯などのご飯物
  • お吸い物
  • デザート
    etc.

上記の通り。

そもそも精進落としの料理は、
「精進料理ではない通常の料理を食す」という
意味合いがあります。

なので肉や魚などをふんだんに使った料理を
食べることがほとんどとなるのです。

ただしお祝いの席で用意されがちな
「伊勢海老」や「鯛」などは葬儀の料理に
適さないと言われているので、
料理を用意する際には注意をしましょう。

ちなみに以下の記事では精進落としとは違う
通夜振る舞いにおけるメニューについて
解説しているので、違いを知りたい方は
チェックしてみてください。

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初七日法要後の食事(精進落とし)の全体の流れ

初七日法要後の食事(精進落とし)の全体の流れ

ここまで初七日法要後の食事
(精進落とし)でよく出る
料理メニューを紹介してきました。

では次に精進落としにおける
全体の流れを見ていきましょう。

地域によって流れが変わる場合もありますが、
一般的な精進落としは以下のような流れで
進んでいきます。

精進落としの流れ詳細
1.食事の準備をする
  • 事前に必要な料理の数の確認
  • 僧侶が参加するかの確認
  • 料理相場は3,000円〜10,000円程度
2.出席者に席に着いてもらう
  • 喪主や遺族は末席
  • 僧侶は上座
3.御膳料の用意(僧侶が欠席の場合)
  • 白い封筒にお金をいれる
  • 表書きに「御膳料」と書く
  • 金額相場は5,000円〜10,000円
4.喪主が挨拶を行う感謝の気持ちを出席者に示す
5.献杯をする
  • 「乾杯」ではなく「献杯」と発声する
  • 杯を打ち合わせたり拍手をしない
  • 大きな声で発声しない
6.食事を取る
  • 静かに食事をいただく
  • 故人の思い出を語り合う
  • 喪主や遺族はお酒を注いだりして出席者をもてなす
7.今後の法要の日取りを決める
  • 今後の法要の日時を決める
  • 法要の日時が決まったら現出席者にも参加を促す
8.引き出物や御供物を配布して解散する
  • 引き出物をまだ渡していない場合には渡す
  • 御供物を小分けにして出席者に渡す

上図の通り。

流れを理解しておくだけで、
精進落としの場で何に気を付けるべきかが
すぐにわかるので、ぜひご活用ください。

まとめ|精進落としは葬儀に一区切りをつける大事な行事

精進落としは葬儀に一区切りをつける大事な行事

ここまで初七日法要後の食事でもある
精進落としについて詳しくまとめていきました。

精進落としはただ食事を遺族や出席者で
食べるだけではなく、故人を偲ぶための
大切な行事です。

さらに葬儀という辛い行事において、
いったんの区切りをつける役割も果たしています。

故人を亡くした遺族は
悲しみにくれていることがほとんどですが、
精進落としを終える頃には少し心が穏やかな
状態になっていることも少なくありません。

なのでぜひ本記事を参考にしつつ、
後悔のない精進落としが行われるように
準備を進めてみてくださいね。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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