【葬儀を執り行う6つの理由】基礎知識や流れを葬儀のプロが紹介

【葬儀を執り行う6つの理由】基礎知識や流れを葬儀のプロが紹介

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

よく葬儀となると「執り行う」という言葉を
耳にしますが、そもそもどのような
意味があるのかご存知でしょうか?

読み方は「とりおこなう」と言いますが、
葬儀を経験したことがない人からすると
「葬儀を執り行う」ことの本来の意味は
分かりづらいところですよね。

そこで本記事では、
「葬儀を執り行う」ことの本来の意味に加えて、
葬儀における基礎知識や流れを紹介していきます。

本記事を読めば、なぜ葬儀を執り行うのかの
意味が詳しく分かるだけでなく、葬儀の基本を
学ぶことができるはずですよ。

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「葬儀を執り行う」の「執り行う」とは?

「葬儀を執り行う」の「執り行う」とは?

そもそも葬儀において「執り行う」とは
どういった意味でしょうか?

結論をいうと「執り行う」とは、
「式典を実施すること」を意味しており、
葬儀を実施するという意味合いがあります。

「執り行う」=「式典を実施すること」

「執り行う」という言葉は、
儀式や式典などのかしこまったシーンで
使われることが多い丁寧な
言い回しをした言葉です。

そもそも「執り」とは
接頭語(他の言葉の上につく言葉)の1つで、
「行う」の言葉を強く強調する役割を果たします。

つまり「葬儀を執り行う」というのは、
「葬儀を行う」ことをより丁寧に言い換えた
言葉なんですね。

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「執り行う」をより丁寧にいうと「執り行います」

ただ「執り行う」という言葉自体は
敬語ではありません。

「葬儀を執り行う」という言い方では
少し堅苦しいイメージに捉えられるので、
葬儀の現場でも使われることが少ない
という事実があります。

なのでより丁寧に使うのでしたら、
「葬儀を執り行います」という言い方ならば、
より丁寧な印象を与えることが可能です。

使う言葉によって相手に与える印象が大きく
異なることがあるので、葬儀の場面ごとに
最適な言葉遣いを選んでいくとよいでしょう。

葬儀を執り行う6つの理由

葬儀を執り行う6つの理由

ここまで葬儀における「執り行う」の
意味合いについてまとめてきました。

葬儀を実施することを意味するのが
わかったと思いますが、ではなぜ
「葬儀を執り行う」必要があるのでしょうか?

今となっては葬儀を執り行われることは
当たり前となっていますが、本来の理由を
知らないという人も少なくありません。

ただ結論をいうと、
葬儀を執り行う本来の理由というのは
以下の6つの理由があるとされています。

  1. 社会的な処理
  2. 遺体の処理
  3. 霊の処理
  4. 悲嘆の処理
  5. さまざまな感情の処理
  6. 教育的役割

上記の理由は葬儀業界で有名な言葉でして、
『葬祭ディレクター試験』の公式テキスト
『葬儀概論』にも書かれている
お葬式を執り行う理由となります。

それぞれどう言った意味か、
順番に見ていきましょう。

1.社会的な処理

1つ目の理由は、社会的な処理です。

葬儀を執り行うことで、世間に故人の死を
認知してもらうことができ、間接的に故人が
亡くなったことを伝えることができます。

逆に葬儀を執り行わない限りは、
故人の親族関係や知人関係に亡くなった事実を
知らせることはできませんよね。

故人の訃報連絡を受け取っただけでは
なかなか死を受け止めきれなかったとしても、
葬儀式場に行くことで亡くなった事実を
受け入れるケースもあるのです。

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2.遺体の処理

2.遺体の処理

2つ目の理由が、遺体の処理です。

人は亡くなってしまうとだんだんと
腐敗をしていき、保冷処置を行ったとしても
ずっと保管をすることができません。

ただ葬儀を執り行うとなったら
最終的には火葬場に向かうことになり、
ご遺体を火葬することができます。

火葬をしたあとは遺骨として扱われ、
お墓などに埋葬をしていくことができるので
後処理に困るということがなくなるのです。

3.霊の処理

3つ目の理由が霊の処理です。

葬儀が執り行われるとなると、
仏教や神道、キリスト教の葬儀など
さまざまな形で死者を弔います。

それぞれの宗教や宗派によって
死生観は異なりますが、
故人の霊を見送るという意味合いでは同じです。

葬儀を執り行うことで故人の霊をそれぞれの
宗教に合わせた形で見送ることができるので、
亡くなった故人をちゃんとした形で
弔うことができます。

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4.悲嘆の処理

4.悲嘆の処理

4つ目の理由は、悲嘆の処理です。

葬儀が執り行われるとなると
精神的に辛い状況になることもありますが、
実は遺族の悲しみを和らげる効果もあります。

実際の葬儀というのは2〜3日で
執り行われることがほとんどでして、
ゆっくりと時間をかけて故人とお別れを
することができるんですね。

さらに昔の思い出話をしたり、
参列者から感謝の言葉をいただくことで
だんだんと辛い悲しみを和らげることができます。

近年では家族葬など新しい形の葬儀も増え、
葬儀が終わった後に悲しみを残さないような
仕組み作りがされているのも特徴的ですね。

5.さまざまな感情の処理

5つ目の理由が、さまざまな感情の処理です。

どうしても人が亡くなってしまうと、
人の気持ちというのは落ち着くなくなります。

しかし葬儀の中で執り行われる
さまざまな儀式を通じて、少しずつですが
気持ちを穏やかにする効果があるのです。

いきなりの訃報に人は驚いたり悲しんだり、
普段の生活では抱えきれないほどの感情が
行き来します。

そんな感情を少しずつ処理してくれるのが
葬儀となるわけですね。

6.教育的役割

6.教育的役割

6つ目の理由が、教育的役割です。

自分にとって身近な存在の死というものは、
考え方や人生そのものを変える
きっかけになることも少なくありません。

例えば葬儀というのは、
命の大切さを改めて実感できるとともに
はかなさなどを学ぶことができます。

逆に葬儀をしなくては故人の死を受け入れれず、
人生観について何も学べずに終わってしまい
これからの生き方に何の変化も与えないでしょう。

さまざまな目線で葬儀を見ていけば、
至る所に学ぶべきポイントがあるのです。

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葬儀を執り行う際に必要な基礎知識

葬儀を執り行う際に必要な基礎知識

ここまで葬儀を執り行うことの理由を
まとめていきました。

ではそんな葬儀を執り行うとなった場合には、
どのような知識を持っていると
便利なのでしょうか?

葬儀となるとたくさん覚えることがありますが、
最低限覚えておくべきことを順番に
紹介していきます。

葬儀の種類

近年は昔と比べて、
葬儀の種類がかなり増えてきました。

分かりやすく図にすると、以下の通り。

葬儀の種類特徴
一般葬昔から1番執り行われることが多い、一般的な葬儀。
家族や親族だけでなく、故人の知人や会社関係など制限なく参列することができる。
家族葬小規模な葬儀で、故人の家族や親族だけで執り行うことが多い葬儀。
一般葬に比べて経済的負担を抑えたい人が利用する傾向にありますが、故人や遺族の意向で家族以外の知人を呼んだりすることもできる。
社葬・団体葬企業の社長や会長などが亡くなった際に、遺族だけでなく企業や団体の葬儀委員が主体となって執り行う葬儀。一般的な葬儀に比べると、費用面や規模が格段に大きくなる傾向にある。
直葬(火葬式)通夜や葬儀などを行わず、亡くなったあとは火葬するだけで終わる葬儀。
家族葬と近しい部分があり、葬儀費用を最小限に抑えることができる。
一日葬通夜式を行わず、葬儀・告別式を執り行う葬儀。
通夜式を行わない分、告別式の準備をしっかりできたり、ゆっくりのお別れをすることができる。
密葬家族葬と同じで家族だけで執り行うが、誰にも知らせず身内だけでひっそりと行われる葬儀。
後日に「本葬」が設けられ、お別れ会を設けることがほとんど。
骨葬先に遺体を火葬して、その後に通夜や告別式を執り行う葬儀。
地域の風習やご遺体の状況次第で執り行われることが多い。
市民葬自治体が提供する葬儀。
低予算で葬儀ができ、自治体と提携している葬儀社にて施行できる。
福祉葬生活保護を受けている人が受けれる、葬祭扶助によって行われる葬儀。
自宅葬一般葬にも家族葬にもできる、自宅で行う葬儀。
ほとんどする人はいなくなってきているが、田舎の方ではまだ執り行われている。
無宗教葬無宗教で執り行われる葬儀。
通夜や告別式などなく、自由な葬儀の形を遺族たちで執り行うことができる。
音楽葬(無宗教)音楽を流して故人を偲ぶ葬儀。
無宗教の葬儀のため、自由に故人が好きな音楽をかけながら故人とお別れができる。
生前葬生きている間に行われる葬儀。
事前に葬儀を行うので、自由に楽しくできるのが特徴。

上記の通り。

種類ごとに葬儀の特徴が異なるだけでなく、
それぞれ費用相場が大きく違ったり
メリット・デメリットなどもあります。

葬儀を執り行う際には、状況に合わせて
最適な葬儀を選んでいかなくては
後悔してしまうことも少なくありません。

もし葬儀の種類における詳しい内容を
知りたいという方は以下の記事にて詳しく
まとめているので、気になる方は
チェックしてみてください。

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葬儀における宗教の種類

日本の葬儀は、ほとんどの場合が仏式です。

仏式の葬儀となると、
主に以下の宗教にて執り行われます。

浄土真宗・大谷派真言宗曹洞宗
浄土真宗・本願寺派天台宗日蓮宗
浄土宗臨済宗日蓮正宗

上記の通りです。

ただ宗教は何も仏式だけでなく、
キリスト教や神道なども有名です。

他にもキリスト教系の「エホバの証人」や
「幸福の科学」「創価学会」など、
日本にはさまざまな宗教がありますね。

葬儀を執り行うとなった場合には、
先祖が代々引き継いできた宗教を
そのまま引き継ぐというのが一般的です。

ただ近年は葬儀の形が変わってきた影響もあって、
自由に宗教を選んだり、無宗教で執り行ったりと
自分たちらしい葬儀を執り行う人が
増えてきました。

なのでもし葬儀を執り行うとなった際には、
先祖が代々受け継いできた宗教を引き継ぐか、
故人の意向を尊重して自分たちらしい葬儀を
執り行うかを検討しなくてはいけませんね。

葬儀を執り行う際の基本的な流れ

葬儀を執り行う際の基本的な流れ

ここまで葬儀を執り行う際に
知っておくべき基礎知識をまとめていきました。

ではそんな葬儀が執り行われるとなった場合、
どのような流れで進めていくのでしょうか?

以下に詳しくまとめていきました。

  1. 死亡(御臨終)
  2. 搬送依頼
  3. 葬儀社、または自宅に安置
  4. 枕経(※菩提寺がいる場合に限る)
  5. 葬儀社との打ち合わせ(時間や葬儀内容など)
  6. 納棺
  7. 通夜
  8. 告別式
  9. 出棺
  10. 火葬場にて火葬
  11. 葬儀社、または自宅に帰宅
  12. 初七日法要
  13. 会食(精進落とし)

※日本で最も多い仏式の葬儀の流れを選んでます。

葬儀全体でかかる日程ですが、
ほとんどは3日間で執り行われるのが一般的です。

【一般的な葬儀の場合】

  • (1日目)死亡〜葬儀社との打ち合わせ
  • (2日目)納棺〜通夜
  • (3日目)告別式〜会食(精進落とし)

しかし亡くなった時間が朝方や昼の場合、
葬儀を2日間で執り行われることもあります。

【朝方または昼に亡くなり、2日間で葬儀が行われる場合】

  • (1日目)死亡〜通夜
  • (2日目)告別式〜会食(精進落とし)

葬儀の種類や宗教の方針内容、
地域の風習によって流れが変化することも
ありますが、仏式ならほぼ上記の予定で
進んでいくことでしょう。

もし詳しい葬儀全体の流れを知りたい方は、
以下の記事で詳しくまとめているので
チェックしてみてください。

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まとめ|葬儀を執り行う前に葬儀の知識を深めておこう

葬儀を執り行う前に葬儀の知識を深めておこう

ここまで葬儀を執り行うことの意味や理由、
基礎知識や流れなどを紹介してきました。

実際に葬儀を執り行うことになると、
どうしても分からないことが多すぎて
焦ってしまうことも増えていきます。

しかし今回の記事で紹介した
葬儀を執り行うことの意味や理由を理解して、
基礎知識と流れを知っているだけでも
葬儀で慌てるということはなくなるはずです。

なので葬儀が執り行われる際には、
ぜひ本記事を活かしてみてくださいね。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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