【香典は遠慮しても失礼に値しない】香典を遠慮する理由や対応方法

【香典は遠慮しても失礼に値しない】香典を遠慮する理由や対応方法

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

近年の葬儀は形が変わってきていることもあって、
香典を遠慮するというケースが増えてきています。

ただ昔からの葬儀の形を知っている人からすると、
「香典を遠慮するのは失礼になるのでは?」と
考えがちですよね。

ただ結論をいうと、
香典は遺族側が遠慮しても失礼に値しません。
そもそも香典とは、必ず受け取らなくてはいけない
ルールなどはないのです。

本記事ではそんな香典を遠慮することは
問題ない理由の詳細を解説していきます。

一緒に香典を遠慮する人の心理や、
香典を遠慮するとなった場合の
対応方法もまとめて記載しているので、
ぜひ参考にしてみてください

香典は遠慮しても失礼に値しない

香典は遠慮しても失礼に値しない

タイトルと冒頭でも書きましたが、
葬儀における香典は遠慮しても失礼に値しません。

香典とは、必ず受け取らなくてはいけない
ルールなどはなく、香典の受け取りをするかどうかは
遺族の意思で決定することができるのです。

香典を渡すことの意味

そもそも香典とは
死者の霊前に備える金品を意味し、
故人に対して供養の気持ちを表すために
渡すものです。

他にもお香を摘んで焼香をしたり、
遺族によって通夜振る舞いや精進落としを
振る舞われたりする際のお礼のお金という
意味合いで香典を渡す地域もあります。

香典への考え方は地域の風習によって
異なる場合がありますが、故人と遺族に対して
弔意を示すためのものであることは
間違いありませんね。

香典は葬儀で必ず渡すものではない

しかし葬儀の形によっては、
焼香を必要としない無宗教の葬儀があったり
通夜振る舞いや精進落としを用意しない
葬儀も少なくありません。

さらに供物や供花、弔電を送るだけでも
故人に対して供養の気持ちを伝えられ、
お参りをするだけでも弔意を示すことは
可能となってきます。

なので『葬儀=香典を渡すもの』という
考え方には矛盾が生じるので、
「香典は葬儀の時に渡さなくても問題はない」
という結論になるのです。

ただし「葬儀で香典を渡すのは当たり前」と
考える人も多いので、香典を遠慮することを
決めた遺族は失礼のない対応をしていく
必要がありますね。

香典を遠慮する理由

香典を遠慮する理由

ここまで香典を遠慮することは
問題ない理由についてまとめていきました。

近年は香典を遠慮する人が
増えてきているのが現状ですが、
ではなぜ香典を遠慮しようと
考えるのでしょうか?

結論を言うと、
主には以下の3つの理由が考えられます。

  • 遺族側の負担を少しでも減らすため
  • 周りに迷惑をかけたくない
  • 故人の意向

上記の通り。

香典を受け取るとなると、
受付を設けたり香典返しを準備したりと
遺族側の負担が大きくなることもあります。

さらに会葬返礼品を準備したり
葬儀の食事を準備したりした結果、
香典をもらっているにもかかわらず
金銭的負担が大きくなる可能があるんですね。

また近年は家族葬などを執り行う方も
増えてきており、できるだけ周りに迷惑を
かけずに葬儀を執り行いたいという人も
少なくありません。

そして終活をする人が増えてきたことで、
「香典を遠慮するように」と
遺言を残す故人も増えてきたのです。

このような理由から、香典を遠慮する人が
昔に比べると増えてきたと言えます。

以下の記事では、
香典を遠慮する(受け取らない)理由を
より詳しくまとめているので、
ぜひ一緒にチェックしてみてください。

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【香典を受け取らない3つの理由】葬儀の香典辞退は失礼に値しない

香典を遠慮する場合の遺族側の対応方法

香典を遠慮する場合の遺族側の対応方法

ここまで香典を遠慮する理由について
解説してきました。

ではそんな香典を遠慮することを決めた遺族は、
香典を渡したいと考えている人に対して
どのような対応をしていくべきなのでしょうか?

そこでここでは、
香典を遠慮することを決めた遺族がすべき
失礼のない対応方法を紹介していきます。

事前に電話・メール・案内状で連絡をしておく

1つ目の方法が、事前に案内状や電話で
参列する人たちに香典を遠慮する旨を
伝えておく方法です。

事前に香典を遠慮することを伝えておくことで、
香典を渡したいと考えている人の
準備をする手間を減らすことができます。

香典を遠慮する旨を伝える方法は、
電話・メール・案内状でも同じでして、
「故人の意向で香典を辞退する」
伝えれば失礼にはなりません。

なぜ香典を遠慮するかの理由を
はっきりと伝えることで、
参列者に理解してもらうことができるはずですよ。

香典辞退を電話で伝える場合の文例

香典を遠慮する旨を
電話で伝える際の文例を以下に示します。

「突然のご連絡申し訳ありません。〇〇(故人名)の息子の〇〇と申します。実は先日に、母〇〇(故人名)が亡くなりました。つきましては葬儀を執り行うことになったのですが、故人の意向により香典は一切受け取らない葬儀を執り行うこととなりました。誠に勝手ではありますが、なにとぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。」
香典を遠慮するではなく、
「香典を辞退する」と伝えるのが
分かりやすい伝え方になりますね。

香典辞退をメールや案内状で伝える場合の文例

次に香典辞退の旨をメールや案内状で
伝える場合の文例です。

「突然のご連絡失礼いたします 〇〇年○月○日に 母〇〇(故人名)が亡くなりました 〇〇歳でした つきましては葬儀を執り行うことになったのですが 故人の意向によって お香典に関しては 故人の意向を尊重してご辞退申し上げます 生前のご厚誼に深くお礼申し上げ 謹んでお知らせ申し上げます。」

そして最後に喪主の名前を明記して
通達をしていきます。

また冠婚葬祭の通達には句読点は
必要ありませんので注意しましょう。

葬儀当日に香典辞退の旨を伝える

葬儀当日に香典辞退の旨を伝える

2つ目の方法が、
葬儀当日に香典を遠慮する旨を伝える方法です。

香典を遠慮するという通知をしても
葬儀当日に香典を持ってくることは
少なくありません。

ただその場で香典を辞退している旨を伝えれば、
香典を受け取らないようにしていくことも
可能となってきます。

例えば式場手前に
「故人の意向により香典を辞退します」などの
看板を立てておけば、香典を遠慮する意志を
伝えることが可能です。

もし看板を立てたくないなら、
喪主から直接香典を持ってきてくれた人に
香典を遠慮する旨を伝える方が
誠意が伝わりやすい部分があります。

わざわざ遺族のために香典を
持ってきてくれているわけなので、

誠意を無下にしないようにやんわりと
断るのが失礼のない断り方ですね。

葬儀社に香典辞退の旨を伝え、問合せ対応をしてもらう

3つ目の伝え方が、
葬儀社に香典を遠慮する旨を伝えて、
問合せ対応をしてもらう方法です。

葬儀が執り行われるとなると、
葬儀式場に詳細を教えてもらうために
連絡が入ることがあります。

その際に葬儀の詳細を伝えつつ、
香典を遠慮する旨を伝えてもらえば、
周知することが可能です。

実際に葬儀社で勤めていたので分かるのですが、
遺族が香典辞退を選択した瞬間、
葬儀式場内にいるスタッフ全員に
情報が行き渡ります。

そして電話だけでなく、突然訪れた参列者にも
香典を遠慮している旨を伝えていくんですね。

そうすることで、いざ喪主と対面した参列者も
香典を渡すこともなくなるので、
葬儀社にしっかりと伝えておくことも
香典辞退を伝える大事な方法になります。

香典を遠慮しているのに渡された時の対処法

香典を遠慮しているのに渡された時の対処法

ここまで香典を遠慮する際の
遺族側がすべき対応方法を紹介してきました。

しかし中には無理やりにでも
香典を渡そうとしてくる人が出てくることも
少なくありません。

本来ならキッパリと断るべきなのですが、
あまりにしつこいようなら
無下に断るのも失礼になる場合があります。

なので、素直に受け取るのが正しい対応方法です。

そうなった場合、香典を受け取っているので、
香典返しを用意するのがマナーとなります。

しかし相手から「お返しは必要ないから」と
言われているのでしたら、
無理に用意する必要はありません。

「香典は遠慮したい」と言われた時の参列者の対応方法

「香典は遠慮したい」と言われた時の参列者の対応方法

ここまで香典を遠慮しているのに
無理やり渡された場合の対応方法を
紹介してきました。

では本来、香典を遠慮する旨を聞いた
参列者側としては、どのような対応をしてあげれば
遺族に喜ばれるのでしょうか?

そこでここでは、香典を遠慮する旨を
聞いた参列者がするべき対応方法について
解説していきます。

「香典のみを遠慮したい」と言っている場合

香典のみを遠慮しているということなら、
供物や供花を送ることを検討しましょう。

供物には乾物や果物の盛り籠があったり、
供花にはお棺の中に入れれるお花などが
含まれており、遺族に対して
弔意を示すことができます。

供物の一般的な相場は
約8,000円〜15,000円でして、
供花の相場は約10,000円〜20,000円です。

渡す予定だった香典に近しい金額の
供物や供花を送れば失礼になりませんね。

「香典・供物・供花を遠慮したい」と言っている場合

「香典・供物・供花を遠慮したい」と言っている場合

香典を遠慮したいと考えている遺族の中には、
供物や供花を遠慮したいと考えている
場合があります。

その場合は特に何も送らずに、
葬儀に参列をして故人にお悔やみの気持ちを
伝えていきましょう。

また遺族と話すタイミングがあれば、
遺族に対して弔意の気持ちを伝えることも
忘れてはいけません。

ただし葬儀となると遺族も
忙しくしている場合もあるので、
長話をしないようにしましょう。

香典だけでなく参列自体を遠慮している場合

香典を遠慮したい遺族の中には、
家族葬や密葬を選んでいて
参列自体を遠慮している場合もあります。

その場合は以下のような対応を
とっていきましょう。

  • 後日自宅弔問をする
  • 弔電を送る
  • 供物や供花を送る

ただし葬儀の形によっては、
上記の項目全てを断っているケースも
少なくありません。

その場合は何もせずに、
葬儀が無事に終わることを祈りつつ
遺族が葬儀のことを話してくれるのを
ゆっくり待つようにしましょう。

あくまで葬儀の主役は遺族側なので、
参列者は遺族の意向に賛同していくのが
失礼のない対応方法になりますよ。

まとめ|香典を遠慮する際には正しい対応をしよう

香典を遠慮する際には正しい対応をしよう

ここまで葬儀における香典は遠慮しても
問題ない理由を解説しつつ、
遺族側がすべき正しい対応方法や
参列者側の対応方法を紹介してきました。

香典を遠慮することに対して
抵抗を持つ人も多いでしょうが、
本来香典を遠慮することは悪いことでは
ありません。

むしろ近年は家族葬が増えてきたことで、
香典を辞退する遺族も増えてきています。

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ただし香典を遠慮することで
不快に思ってしまう人も少なからずいるので、
失礼のない対応を心がけましょう。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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