【香典をどこまで渡すかの範囲に決まりはない】香典の相場やマナー

【香典をどこまで渡すかの範囲に決まりはない】香典の相場やマナー

こんにちは。
葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社勤務歴6年、葬儀業界歴が10年になる
「あなたの葬儀」代表の堺です。

人の訃報を聞いた時に、
「香典はどこまでの範囲に渡すべき?」という
疑問をもたれたことはありませんか?

身近な人が亡くなったら香典を渡すものですが、
会社の上司や部下の親、遠縁の親戚などが
亡くなったら、どこまでの範囲に香典を
渡すべきなのか迷ってしまいますよね。

ただ先に結論をいうと、
香典をどこまで渡すかの範囲に
明確な決まりはありません。

本記事では、そんな香典をどこまで渡すかの
範囲に決まりがない理由を解説しつつ、
香典を渡す際の金額相場や書き方、マナーを
紹介していきます。

【本記事を読んで分かること】

  • 香典をどこまで渡すかの範囲に決まりはない理由
  • 香典を渡す際の金額相場
  • 香典を包む際の香典袋の書き方
  • 香典を包む際のマナー・注意点

本記事を読むことで香典を渡すことへの
正しいマナーや考え方を理解することができ、
自分自身がどこまでの範囲に香典を渡せば
いいのかを学ぶことができますよ。

香典をどこまで渡すかの範囲に決まりはない

香典をどこまで渡すかの範囲に決まりはない

タイトルや冒頭にもまとめましたが、
香典をどこまで渡すかの範囲に
明確な決まりはありません。

なぜなら香典とは亡くなられた人の
ご遺族に対して渡すものであり、
ご遺族との関係性によって香典を渡すかどうかを
判断していくものだからです。

例えば、いざ葬儀が執り行われるとなったとして
遺族や故人と深い関係性を持っているなら、
香典を渡そうと思えるでしょう。

しかしそこまで関係性が深くない状態なら、
香典を渡すことに躊躇してしまうことも
否めませんし、香典をもらう側の遺族も
申し訳なさを感じるかもしれません。

香典とは葬儀が行われたら必ず
渡さなくてはいけないという決まりはないので、
あくまでこれまで培ってきた関係性や
今後の関係性によって渡すかどうかが変わります。

香典を渡すべき範囲

ただし以下のような考えを持っているなら、
香典を渡すべきです。

  • 遺族との関係性を今後とも大事にしたい
  • 遺族や故人に対して弔意を示していきたい
  • 遺族の経済的負担を少しでも軽くしてあげたい

上記の通り。

どこまで香典を渡すかの範囲に
明確な決まりはないものの、
香典とは遺族や故人を想い、
霊前にお供えしていくものです。

もし普段からお世話になっていたり
これからも遺族と長い付き合いを
していきたいと考えているなら、
香典を渡すことを考えていきましょう。

香典を渡す際の金額相場

香典を渡す際の金額相場

ここまで、香典をどこまで渡すかの範囲に
明確な決まりはない理由について
まとめていきました。

ではそんな香典ですが、どれぐらいの金額で
包んでいくのが正しいのでしょうか?

まとめると以下の通りとなります。

故人との関係性香典金額相場
自分の親50,000円〜100,000円
自分の祖父・祖母10,000円〜50,000円
自分の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
自分の近しい親戚10,000円〜30,000円
自分の遠い親戚5,000円〜30,000円
配偶者50,000円〜100,000円
配偶者の親50,000円〜100,000円
配偶者の祖父・祖母10,000円〜50,000円
配偶者の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
配偶者の近しい親戚10,000円〜30,000円
配偶者の遠い親戚5,000円〜30,000円
友人・知人関係3,000円〜10,000円
会社関係の上司・同僚・部下3,000円〜10,000円
近所の人・自治会関係者3,000円〜5,000円

上記の通り。

故人との関係性によって、香典で包むべき
金額が大きく異なるのが分かると思います。

ただしあくまで相場であり、
どのような関係性によってかで
金額を決めていく場合もあります。

香典の金額相場はあくまで参考程度にしつつ、
どれぐらいの弔意の気持ちがあるかによって
香典を包むようにしましょう。

※以下の記事でもそれぞれの立場別で
詳しい香典の金額相場について
まとめていますので、一緒に
チェックしてみてください。

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香典を渡す人の年齢によって包むべき金額も異なる

ただし香典を渡す側の人の年齢によっても、
包むべき金額というのが異なってきます。

基本的には年齢が高齢になっていくほど
社会的地位を獲得していることから、
年齢が高い人ほど渡すべき金額が
大きくなっていくんですね。

50代以上は相場の上限金額を包むことが多い

50代以上となると社会経験も豊富ということで、
上限金額を包むケースが多いです。

例えば香典の相場が10,000円〜30,000円なら
『上限の30,000円を包む』といった
イメージになります。

ただしあくまで相場の上限金額を包むことが
多いというだけで、絶対に上限を払わなくては
いけないというわけではありません。

30代・40代は相場の平均金額を包むことが多い

30代や40代の場合は、
相場の平均金額を包むことが多いですね。

例えば香典の相場が3,000円〜10,000円なら、
『5,000円、もしくは『7,000円を包む』といった
イメージになります。

ただしあくまで相場の平均金額を包むことが
多いというだけで、絶対に平均となる金額を
包まなくてはいけない、というわけでは
ありません。

20代は相場の下限を包むことが多い

20代の場合は社会的経験も少ないとあって、
相場の下限を包むことが多いです。

例えば香典の相場が
3,000円〜10,000円だった場合としは、
『3,000円を包む』といった
イメージとなります。

20代の方が香典を準備するとなると、
生活に負担を感じてしまうわない程度に
香典を準備することがほとんどです。

上限の金額を包まなくなても
弔意の気持ちを示すこともできるので、
無理のない金額を包むようにしましょう。

香典を包む際の香典袋の書き方

香典を包む際の香典袋の書き方

ここまで香典を包む際の
金額相場についてまとめていきました。

では香典を包む際の香典袋の書き方は
どのように書いていくのが正しいのでしょうか?

そこでここでは香典を包む際の
香典袋の書き方について詳しくまとめていきます。

表書きの書き方

香典で3万円を包む際の表書きの書き方

香典を包む際には『表書き』が必須となりますが、
宗教や宗派によって書き方が異なってきます。

例えば、表書きの書き方例を
詳しくまとめていくと以下の通りです。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通りです。

香典とはもともと死者の霊前に備える、
お香や線香に変わる金品として
お供えされてきました。

なので仏式の葬儀は、お香を使うので「お香代」として。
神式の葬儀では、玉串を使うので「玉串代」。
キリスト教の葬儀では、お花を使うので
「お花代」として表書きの書き方を変えましょう。

表書きの名前の書き方

表書きには香典を渡す人の名前も書きますが、
状況によって書き方を書き分けていく
必要があります。

  • 個人で香典を出す場合・・・
    フルネームで個人名を書く。
  • 2人以上を一緒にまとめて出す場合・・・
    連名にて名前をフルネームで書く。右から順番に立場が高い人から書いていく。
  • 団体でまとめて香典を出す場合・・・
    『〇〇(団体・会社名)一同』『親戚一同』『子供一同』など、まとめて書く。

香典を渡した後には、ご遺族の方が
香典返しを用意してくれることがあります

遺族が香典返しをスムーズに準備できるように、
ちゃんと名前を書くことも大切ですよ。

中袋の書き方

香典で3万円を包む際の中袋の書き方

お金を包むための中袋がある場合には、
表面に香典に包んだ現金の金額を書き、
裏面には住所と名前を書いていきましょう。

表書きの金額の書き方

香典で包んだ金額を中袋の表面に
書いていくのが一般的ですが、
マナーとして旧漢字で書くのが
正しいマナーです。

例えば、香典で3万円を包むとなったら
「金 参萬円也」「金 参萬圓也」
書いていく、といったイメージとなります。

以下に旧漢字で書く場合の書き方を、
それぞれ数字ごとに示しました。

香典の金額例旧漢字
3000円参仟圓・参阡圓
5000円伍仟圓・伍阡圓
7000円七仟圓・七阡圓
10000円壱萬圓
30000円参萬圓
50000円伍萬圓
70000円七萬圓
100000円拾萬圓・什萬圓

上図の通り。

ただし近年は旧漢字ではなく、
簡略化された新字体を気にせず使う人も
増えてきています。

昔ながらの葬儀における厳格なマナーは
少しずつなくなってきていますので、
旧漢字で書くのが難しい場合は新字体で
書いてもそこまで問題はありませんよ。

裏面の書き方

一般の封筒を準備する時と同じように、
左下に郵便番号や住所、名前を書いていきます。

ただし個人で香典を渡す場合は自宅の住所を書き、
会社関係の場合は会社の住所と代表者の
名前を書くのが一般的です。

※住所を書かずに香典を渡してしまうと
ご遺族の負担が増える結果になりかねないので、
必ず住所は書くようにしましょう。

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中袋がない場合

香典で3万円を包む際に中袋がない場合

香典袋によっては中袋がない場合がありますが、
その場合は中袋を包む香典袋の外側に
住所と名前、金額を書いていきましょう。

書き方ですが、中袋の表面と裏面に書く方法と
同じやり方で問題ありません。

裏面には金額を書く場合もありますが、
そのままの金額が見えるのが嫌な方は
無理して書く必要はないのでご安心ください。

香典を包む際のマナー・注意点

香典を包む際のマナー・注意点

ここまで香典を包む際の香典袋の
書き方についてまとめていきました。

あとは香典を包んで準備をするだけですが、
香典を包む際にもいくつか注意点があります。

それが以下の通り。

  • 新札やボロボロのお札を使用しないようにする
  • お札の肖像画が見えないように裏向きで入れる

上記の通り。

順番に解説していきます。

新札やボロボロのお札を使用しないようにする

香典を包むとなった時には、できる限り
新札やボロボロのお札を使用しないように
注意していきましょう。

なぜなら新札で包むと「不幸を予測していた」と
思われてしまったり、

「訃報が流れることを事前に予想していた」と
遺族や親族に感じさせてしまうかもしれません。

またボロボロのお札は単純に見た目が悪いので、
葬儀における礼儀にかけてしまう恐れがあるのです。

なので香典に包むお札としては、
新札しかない場合は少し折り目をつけて包むのが
正しい対応策となります。

そしてボロボロのお札しかない場合は、
コンビニや銀行などにて綺麗なお札と
交換してもらうなどして、見た目が綺麗な
お札を用意するようにしていきましょう。

新札やボロボロのお札を使用しないようにする

お札には肖像画が描かれていますが、
描かれている肖像画が見えないように
お札を裏向きに入れて香典を包むように
していきましょう。

肖像画を見せないことで
「故人との別れを悔やむ」という感情を
遺族に対して示すことができ、遺族に対して
ちゃんとした気持ちで弔意を示すことができます。

なので肖像画の顔が見えないように
お札の向きには気をつけながら、
肖像画を裏向きにしつつも、
下になるように包んで
いきましょう。

※ただし地域の風習によっては、
肖像画を見せたり上にしたりする
地域もあります。

もし地域がどのような風習なのか
分からないという方は、
地元の葬儀に詳しい人や葬儀社に聞くのが
おすすめですよ。

お札の肖像画が見えないように裏向きで入れる

香典をどこまで渡すかに迷ったら関係性で決めよう

ここまで香典をどこまで渡すかの範囲に
決まりはない理由や、香典の金額相場、
正しい香典袋の書き方や包む際のマナーについて
詳しくまとめていきました。

香典を渡す側としては
どこまでの範囲に渡すべきか迷いがちですが、
故人や遺族とどのような関係性があるかで
渡すかどうかを決めるのが得策です。

葬儀の場で香典の受け取りをしている遺族は、
香典をもらって嫌な気持ちになることは
ありませんので、もし渡したいという気持ちが
あるなら香典を渡すようにしましょう。

ただし遺族が家族葬や香典を辞退している場合、
「香典を受け取らない」という対応を
されている場合もあります。

関連記事:【香典を受け取らない3つの理由】葬儀の香典辞退は失礼に値しない

香典を渡してもいいかどうかは、
葬儀の種類や事前の連絡によって
分かるので、必ず確認をとってから
香典の準備を進めてみてください。

以下の記事では、香典の受け渡しについて
まとめていますので、これから遺族に対して
香典を渡そうと考えている方は、一緒に
チェックしてみてください。

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