【香典を預ける際のマナー】書き方や失礼のない渡し方をプロが解説

【香典を預ける際のマナー】書き方や失礼のない渡し方をプロが解説

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

止むを得ない理由で葬儀に行けなくなった人で、
香典を代理人に預けることを検討している人は
いませんか?

ただそもそも香典を預けることは問題ないのか、
香典を預ける際のマナーは何かあるのかなど
分からないことだらけですよね。

そこで本記事では香典を代理人に預ける際の
マナーや香典の表書きの書き方、渡し方など
香典を預けることになった際の
正しい流れを紹介していきます。

本記事を読むだけで安心して香典を預けることが
できるようになるので、香典を預ける予定の人は
ぜひ参考にしてみてくださいね!

香典を預けるのはマナーとして問題ない?

香典を預けるのはマナーとして問題ない?

香典を預けることに
抵抗がある人も多いかもしれませんが、
結論を言うとマナーとしても問題ありません。

なぜなら香典とはそもそも
故人の霊前にお供えする金品を意味しており、
直接喪主に手渡しをしなくてはいけないという
ルールがないからです。

基本的に香典は受付で渡すのが一般的ですが、
最終的に喪主に行き渡ります。

喪主は預かった香典から香典返しを用意しますが、
お香典の金額と香典を渡してくれた人の
住所さえ分かっていれば香典返しを
準備することができるのです。

つまり香典を預かっている代理人でも
受付で香典を渡しさえすれば、喪主に失礼なく
香典を渡すことができると言えますね。

香典を預ける際のマナー

香典を預ける際のマナー

ここまでの説明で、香典を代理人に預けるのは
マナー的にも問題ないということがわかりました。

では次に香典を預ける際のマナーについてです。

主には以下の点に気をつけながら、
香典を預けるようにしましょう。

  • 信頼できる人に香典を預ける
  • 自分より目上の人には香典を預けない

順番に解説していきます。

信頼できる人に香典を預ける

香典を預ける場合は、信頼できる人に
預けるようにしましょう。

預ける人物に特定の決まりはありませんが、
香典にはお金が入っているので、
香典を盗まれてしまうというトラブルが起きる
可能性もあります。

安心なのは家族にお願いするのが1番ですが、
もし家族でお願いできる人がいない場合は
職場の信用できる人や友人に依頼しても
問題ありません。

故人との関係性によっては高額な香典を
包むこともあるので、少しでも信頼できる人に
預ける方が預けた側も安心ですね。

自分より目上の人には香典を預けない

もし香典を預けるとなっても、
できるだけ自分より目上の人に香典を
預けないようにしましょう。

香典を預ける行為自体は誰でも問題ありませんが、
一般常識として目上の人になにかお願いする際は
注意が必要です。

もし会社関係で香典を預ける場合でも同様で、
上司や年上の人に預けるのは相手に対して
失礼になる可能性があります。

なのでよっぽどの理由がない限りは、
目上の人に香典を預けるのは避けましょう。

預ける香典の書き方

預ける香典の書き方

ここまで香典を預ける際のマナーについて
まとめてきました。

次に預ける香典の書き方ですが、
「香典袋の表に書く表書き」
「香典を入れる中袋」に適切な言葉を
書いていかなくてはいけません。

そこでここでは表書きと中袋の書き方を
解説していきます。

表書きの書き方

表書きの書き方

表書きの書き方ですが、
宗教や宗派に合わせて表書きを変える
必要があります。

例えば宗教ごとの、
表書きの書き方例が以下の通り。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通り。

香典とはそもそも死者の霊前に備える
お香や線香に変わる金品とされてきました。

なので仏式は、お香を使うので「お香代」
神式は、玉串を使うので「玉串代」
キリスト教は、お花を使うので「お花代」として
表書きを変える必要があるのです。

さらに表書きには名前を記入しますが、
預けた本人の名前をフルネームで書きます。

決して代理人の名前を表に記入しないように
注意しましょう。

香典を入れる中袋の書き方

香典を入れる中袋の書き方

中袋には表面に金額を書き、
裏面には住所と名前を書いていく
必要があります。

表書きの金額の書き方

葬儀のマナーとして、
香典の金額は旧漢字で書く必要があります。

ただし近年の香典袋には中袋に金額を
書く項目が置かれていることも多いので、
その場合は漢数字で書かなくても
問題はありません。

香典の金額例旧漢字
3000円参仟圓・参阡圓
5000円伍仟圓・伍阡圓
7000円七仟圓・七阡圓
10000円壱萬圓
30000円参萬圓
50000円伍萬圓
70000円七萬圓
100000円拾萬圓・什萬圓

裏面の書き方

一般の封筒と同じ書き方で
裏の左下に住所と名前を書いていきます。
この時に郵便番号を明記していれば
より丁寧ですね。

ただし住所と名前は
香典を用意した人のものを書くように
注意する必要があります。

また住所を書かずに香典を渡してしまうと
ご遺族の負担が増える結果になりかねないので、
必ず住所は書くようにしましょう。

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【香典に住所を書かないのはNG】香典袋の書き方や包み方を紹介

中袋がない場合

中袋がない場合

香典袋によっては中袋がない場合がありますが、
その場合は中袋を包む香典袋の外側に
住所と名前を書いていきましょう。

書き方は中袋の表面と裏面に書く方法と
同じやり方で問題ありません。

※金額を一緒に裏面に書く場合もありますが、
いくら包んだかが丸見えになるので
書かない場合がほとんどです。

香典を預かった人が注意すべき香典の渡し方

香典を預かった人が注意すべき香典の渡し方

ここまで預ける香典の表書きの
書き方についてまとめてきました。

あとは代理人が香典を持っていき、
お悔やみの言葉を伝えつつ
受付で香典を渡すだけですが、
渡し方にも注意が必要です。

注意すべき渡し方は以下の通り。

  • 芳名帳を書いてから香典を渡す
  • 袱紗(ふくさ)に入れて香典を渡す

芳名帳を書いてから香典を渡す

受付で香典を渡そうとすると芳名帳を書くように
促されますので、代理人は芳名帳を記載してから
香典を渡していきましょう。

ちなみに書き方例は以下の通りです。

  • 住所・・・代理を依頼した人の住所を記入する
  • ご芳名・・・代理を依頼した人の名前を記入する
    (※代理の人が来たと分かるように名前の横か下に(代)と言う文字を記載します。また夫の代わりに妻が通夜に参列した場合は、(内)と書くのがマナーです。)
  • 電話番号・・・代理を依頼した人の電話番号
  • 会社名・・・会社の代理として来た場合には、会社名を記入する
  • 故人との関係性・・・「代理」と記帳する

上記の通り。

芳名帳は喪主が香典返しを用意する際に
必要不可欠なもので、香典を預かった代理人は
受付についたら必ず書かなくてはいけません。

代理を依頼した人が香典を用意していることを
頭に入れながら書いていけば問題ないので、
代理人は芳名帳の書き方に十分注意してから
香典を渡すようにしていきましょう。

袱紗(ふくさ)に入れて香典を渡す

もし可能であれば、香典を預ける際には
香典袋を入れる袱紗(ふくさ)も一緒に
渡すようにしましょう。

香典を受付で渡す際には、
袱紗に香典袋を入れて渡すのがマナーです。

しかし代理人の方は袱紗を用意していない
ことがほとんどなので、預けた側が代わりに
用意してあげるのが丁寧な対応になります。

袱紗に包まれた香典袋を預かった代理人は
そのまま香典を渡すだけなので、
失礼のない受け渡しが可能ですね。

「香典を代理人に預ける」以外で喪主に香典を渡す方法

「香典を代理人に預ける」以外で喪主に香典を渡す方法

ここまで香典を代理人に預ける際の
注意すべき香典の渡し方を紹介してきました。

マナーを守ってさえいれば、
香典を代理人に預けて渡すという方法も
問題ないことが分かったと思います。

ただ「香典を代理人に預ける」以外でも
喪主に香典を渡すことができることを
ご存知でしょうか?

そこでここでは、葬儀に参列できない人が
代理人に依頼しなくても喪主に香典を
渡せれる方法を紹介します。

郵送する

香典は郵送をすることで
喪主に渡すことも可能です。

喪主宛に郵送をする場合もあれば、
葬儀当日に間に合うようなら
葬儀場に郵送する人もいらっしゃいます。

注意点として郵送する際には『現金書留』
送る必要があり、普通郵便で現金を送るのは
法律で禁止されているので注意しましょう。

また葬儀社によっては
香典の郵送を受け付けていない場所もあるので、
事前に郵送で香典を送っても問題ないかを
確認してから送るのが1番丁寧な送り方ですね。

後日に自宅弔問をしてから渡す

葬儀が終わった後日に自宅を弔問をして、
改めて香典を渡すという方法があります。

後日に自宅に弔問をすれば
ゆっくりと遺族とお話をすることができますし、
落ち着いた状態で香典を渡すことが可能です。

ただ葬儀が終わってすぐでは体力的にも
疲れている場合が多いので、葬儀が終わって
1〜2週間後程度に弔問をするのが
マナーとなります。

また事前に自宅弔問することを
遺族に連絡しておけば失礼になりませんので、
日時や時間など自宅に訪れるタイミングを
伝えてから訪れるようにしましょう。

まとめ|香典を預ける際はマナーに注意しよう

香典を預ける際はマナーに注意しよう

ここまで香典を預ける際のマナーや
香典の書き方や正しい渡し方について
まとめていきました。

香典を預けることはマナーとして
失礼ではありませんが、渡すまでには
ちゃんと守るべきマナーがあります。

香典は最終的に喪主に渡すものなので、
しっかりとした書き方や失礼のない渡し方を
心がけなくてはいけません。

なのでぜひ本記事を参考にしつつ、
マナーを守って香典を代理人に
渡すようにしていきましょう。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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