【香典を受け取らない3つの理由】葬儀の香典辞退は失礼に値しない

【香典を受け取らない3つの理由】葬儀の香典辞退は失礼に値しない

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

葬儀を執り行うことを聞いて
香典を用意していたけど、
遺族側から香典を受け取らないと聞いて
困っている人はいませんか?

葬儀を執り行うなら香典は必ず渡すものだと
考えている人も少なくなく、
香典を受け取らない理由が分からないと
感じがちですよね。

ただ遺族が香典を受け取らない理由は
主には3つほどあります。

本記事ではそんな葬儀において
香典を受け取らない3つの理由を紹介しつつ、
香典を辞退することは失礼にならないか、などを
解説していきます。

最後には香典を受け取らないと決めた後の
喪主側や参列者の対応方法もまとめているので、
これから葬儀の準備を進める、または参列する方は
ぜひ参考にしてみてください。

香典を受け取らない3つの理由

香典を受け取らない3つの理由

まず結論として、遺族が葬儀において
香典を受け取らない理由は以下の3つです。

  • 遺族側の負担を少しでも減らすため
  • 周りに迷惑をかけたくない
  • 故人の意向

上記の通り。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

遺族側の負担を少しでも減らすため

1つ目の理由は、遺族側の負担を
少しでも減らすためです。

香典を受け取るとなると
受付を設けたり香典返しの用意をしたりと、
準備しなくてはいけないことが増えます。

故人の死に対して精神的負担を抱えている時に、
更なる肉体的負担を増やすというのは
かなり酷なもの。。。

しかし香典を受け取らないようにすれば、
葬儀が終わった後に香典をもらった人に
お礼を伝えたり香典に見合った香典返しを
渡したりする必要がなくなります。

故人が亡くなった時というのは
遺族にとってかなりの負担がかかってくるので、
少しでも負担を減らしたい人が
香典辞退を選んでいくんですね。

周りに迷惑をかけたくない

周りに迷惑をかけたくない

2つ目の理由は、
周りに迷惑をかけたくないという理由ですね。

近年は家族葬などを執り行う方も
増えてきており、できるだけ周りに迷惑を
かけずに葬儀を執り行いたいという人が
増えてきました。

そんな家族葬にて香典を受け取ってしまうと
金銭的負担を参列者に与えてしまうと感じ、
香典を受け取らないという選択肢を選ぶことが
多くなってきたのです。

もちろん悪気があるわけではなく、
周りに迷惑をかけることなく
できるだけ静かに葬儀を終わらせたいという
遺族の想いも込められていますね。

故人の意向

3つ目の理由は、故人の意向です。

一般的な葬儀ではいろんな人から
香典を受け取ることとなりますが、
中には遺族の知らない人から香典を
受け取るということも少なくありません。

そうなると遺族側が対応に追われてしまうので、
事前に故人が「香典を受け取らない」という
意向を伝えておくことで、遺族の負担を
減らすことができます。

近年は終活をする方も増えてきており、
どのような葬儀の形を取るかを
事前に考えておく
、という人が増えてきました。

その中で香典辞退を選ぶ場合も多く、
香典を受け取らないことで
ゆっくりとした葬儀を執り行ってほしいという
故人の想いが込められているのです。

香典を受け取らないという選択肢は失礼に値しない

葬儀の香典辞退は失礼に値しない

ここまで香典を受け取らない理由を
解説してきました。

ただここで「香典辞退を選ぶのは
参列者に対して失礼に値しないのか?」

という疑問点が残ってくると思います。

ただ先に結論を言うと、葬儀において
香典を受け取らないという選択は
失礼な行為ではありません。

むしろ昔とは違い、近年の葬儀では
香典を受け取らない人が増えてきているのが
現状となってきています。

香典を受け取らない人が増えてきている

近年は核家族化や経済悪化の影響もあって
家族葬や密葬、直葬などお金をかけない
葬儀というものが増えてきました。

今まででしたら葬儀にかかってくる
費用の負担を減らしてほしいという思いで
参列者が香典を渡していましたが、
必要性がなくなってきたのです。

もちろん香典を受け取ることは
問題ではないのですが、葬儀の規模が
小規模化したことで香典をいただくことに対して
申し訳なさを感じる人が増えているのも事実です。

香典辞退の裏側には、
このような葬儀の形の変化や
葬儀に対する考え方の変化が大きく
関係していると言えますね。

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丁寧な対応が必要不可欠

ただし香典を受け取らないこと自体に
不信感を抱く人も少なくありません。

実際に香典辞退をする人は増えているものの、
「葬儀で香典を渡すのは当たり前」という
考えを持っている人はたくさんいます。

なので香典を受け取らないと決めた場合は、
遺族側は丁寧な対応が必要不可欠です。

そして参列者側も遺族の意向に対して、
しっかりと聞き入れていく必要があります。

香典を受け取らないと決めた後の喪主の対応方法

香典を受け取らないと決めた後の喪主の対応方法

ではそんな香典を受け取らないと決めた際に、
喪主はどのような対応をしていけば
参列者に失礼にならないのでしょうか?

そこでここでは、香典辞退を選んだ
喪主がすべき対応方法について解説していきます。

香典辞退の伝え方

香典辞退の伝え方は主に以下の2つです。

  1. 事前に電話・メール・案内状で連絡をしておく
  2. 葬儀当日に香典辞退の旨を伝える

事前に電話・メール・案内状で連絡をしておく

関係者に葬儀の旨を伝える際に、
一緒に香典辞退の旨を伝えていきます。

伝え方例は以下の通り。

「突然のご連絡申し訳ありません。〇〇(故人名)の息子の〇〇と申します。実は先日に、父〇〇(故人名)が亡くなりました。つきましては葬儀を執り行うことになったのですが、故人の意向により香典の儀は硬くご辞退申し上げます。誠に勝手ではありますが、なにとぞご理解のほどよろしくお願いいたします。」
また案内状やメールの場合は、以下の通り。
「突然のご連絡失礼いたします 〇〇年○月○日に 父〇〇(故人名)が亡くなりました 〇〇歳でした つきましては葬儀を執り行うことになったのですが お香典に関しては 故人の意向を尊重してご辞退申し上げます 生前のご厚誼に深くお礼申し上げ 謹んでお知らせ申し上げます。」

そして最後に喪主の名前を明記して
通達をしていきましょう。

また冠婚葬祭の通達に句読点は
マナーとして必要ありませんので、
記載する際には注意しましょう。

葬儀当日に香典辞退の旨を伝える

電話や案内状だけでは
通達ができていない場合も多いので、
葬儀式場にて香典辞退の旨を伝えていきます。

主には受付が設けられている場所に
「香典辞退」などの看板を立てるのが一般的です。
はっきりと伝えた方が参列者に伝わるので、
わかりやすく明記しておくのがポイントになります。

また香典辞退と一緒に供物辞退もする場合は、
一緒に合わせて看板を立てるようにしましょう。

香典辞退をしてるのに香典を渡された場合

香典辞退を伝えたにもかかわらず、
香典を無理にでも渡そうとする人が
中にはいらっしゃいます。

そんな時は無理に断ると相手を不快な気持ちに
させてしまう可能性が出てくるので、
例外として受け取るようにしましょう。

ただしその時は、特別に香典返しを
用意するのが葬儀のマナーです。
なので葬儀が終わった際には、
香典に対するお返しを準備していきましょう。

香典を受け取らない旨を聞いた参列者の対応方法

香典を受け取らない旨を聞いた参列者の対応方法

ここまで香典を受け取らないと決めた喪主が
すべき対応方法を紹介してきました。

では次に、香典を受け取らないと聞いた
参列者がすべき対応方法について
解説していきます。

香典のみを辞退されている場合

香典のみを辞退している場合には、
供物や供花を送ることを検討しましょう。

供物には乾物や果物の盛り籠があったり、
供花にはお棺の中に入れれるお花などが
含まれます。

供物の一般的な相場は
約8,000円〜15,000円でして、
供花の相場は約10,000円〜20,000円
なっています。

渡す予定だった香典に近しい金額の
供物や供花を送れば失礼になりません。

供物や供花も辞退している場合

香典辞退を選んでいる遺族の中には
供物や供花を辞退している場合もあります。

その場合は特に何も送らずに、
参列をして故人にお悔やみの気持ちを
お参りなどして伝えていきましょう。

また遺族と話すタイミングがあれば、
遺族に対して弔意の気持ちを伝えることも
忘れてはいけません。

ただし葬儀となると遺族も
忙しくしている場合もあるので、
長話は禁物です。

参列辞退もしている場合

香典辞退をした遺族の中には、
家族葬や密葬を選んでいて
参列辞退をしている場合もあります。

その場合は以下のような対応を
とっていきましょう。

  • 後日自宅弔問をする
  • 弔電を送る
  • 供物や供花を送る

ただし葬儀の形によっては、
上記の項目全てを断っているケースも
少なくありません。

その場合は何もせずに、
葬儀が無事に終わることを祈りつつ
遺族が葬儀のことを話してくれるのを
ゆっくり待つようにしましょう。

まとめ|香典を受け取らない遺族は失礼のない対応をしよう

香典を受け取らない遺族は失礼のない対応をしよう

ここまで香典を受け取らない理由や、
香典を受け取らないと決めた後の
喪主の対応方法や参列者の対応方法について
まとめていきました。

香典を受け取るというのが
今までの葬儀の当たり前でした。
しかし香典を受け取らないという選択をした
遺族というのは、何かしらの理由があるものです。

なので香典辞退を決意した喪主は
参列者に失礼のない説明をして
参列者に理解をしてもらうよう心がけましょう。

また参列者は喪主の意向を受け入れて、
故人の弔いをしていくことが
正しい対応方法となってきますよ。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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