【香典を葬儀後に渡す方法】守るべきマナーや注意点をプロが解説

【香典を葬儀後に渡す方法】守るべきマナーや注意点をプロが解説

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

香典を葬儀後に渡そうと思っている人の中で、
どのようにして渡すのが最適な方法なのか
迷われている人はいませんか?

葬儀が終わった後に香典を渡すわけなので、
できれば失礼のない渡し方をしていきたい
ところですよね。

そこで本記事では、香典を葬儀後に渡す方法や
渡す際のマナーや注意点をまとめました。

【本記事を読んでわかること】

  • 香典を葬儀後に渡す方法
  • 香典を葬儀後に渡す前に注意すべきポイント
  • 香典を葬儀後に渡す際の守るべきマナー
  • 香典を葬儀後に渡す際によく出るQ&A

本記事を読めば葬儀後でも
失礼のない香典の渡し方が分かるので、
喪主に迷惑をかけずにすみますよ。

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香典を葬儀後に渡す方法

香典を葬儀後に渡す方法

まず結論をいうと、
香典を葬儀後に渡す際には
以下の方法で渡していくのがベストです。

  • 自宅に弔問をして渡す
  • 現金書留で郵送する

順番に詳細を見ていきましょう。

自宅に弔問をして渡す

葬儀に参列できなかったとしても、
葬儀後に自宅に弔問をすれば
香典を渡すことができます。

直接香典を手渡しができるだけでなく、
お悔やみの言葉を遺族に伝えたりができるので、
葬儀後だったとしても1番失礼のない
香典の渡し方ですね。

また自宅に訪れた際には、

「この度はご愁傷様でございました。先日の葬儀には参列できず、誠に申し訳ありませんでした。お香典をお持ちしましたので、受け取っていただけると幸いです。あと故人〇〇様のお参りをしたいのですが、お家にあがってもよろしいでしょうか?」

と丁寧な言葉で香典を渡しつつ、
故人のお参りを済ませましょう。

ただ、いきなり自宅に訪れるのは
遺族に失礼となる場合があるので、
必ず事前に確認をとっておいてから
自宅に弔問をするのが大切です。

葬儀に参列できなかった理由などは
特に詳しく必要はありません
ので、
自宅に弔問をした際には故人の思い出話を
するなどして時間を過ごしましょう。

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現金書留で郵送する

葬儀後に香典を渡す方法として、
香典を郵送をする方法があります。

遠方に住んでいる場合や
自宅に弔問に行くのは失礼だと感じる場合に
選ぶべき渡し方ですね。

送り方ですが、香典は現金となるので
『現金書留』にて送る必要があります。
自分の住所と氏名を書き、
誰から送ったかを分かるようにして送りましょう。

ただどうしても自宅に弔問をして
直接喪主に香典を手渡しする方法と比べると、
弔意の気持ちが伝わりにくい方法でもあります。

もし喪主の自宅が近くにあるということでしたら、
郵送という方法を選ばずに直接手渡しをした方が
より弔意を示すことができるはずですよ!

香典を葬儀後に渡す前に注意すべきポイント

香典を葬儀後に渡す前に注意すべきポイント

ここまで香典を葬儀後に渡す方法について
まとめていきました。

では次に、香典を葬儀後に渡す前に
注意すべきポイントについて解説していきます。
まとめると以下の通りです。

  • 相場に合わせた香典を包む
  • 香典袋の書き方に注意する
  • 香典辞退をしていた場合には無理に渡さない

順番に見ていきましょう。

相場に合わせた香典を包む

香典を葬儀後に遅れて渡すということで
相場より少し多めに包もうとする人もいますが、
気にせず相場に合わせた金額を
香典に包むようにしましょう。

なぜなら香典を多めに渡すと
香典返しの準備が大変になるだけでなく、
今後逆の立場で葬儀が執り行われるとなった場合に
同程度の金額を包まなくてはいけなくなるからです。

ちなみに香典の相場というのが以下の通り。

故人との関係性香典金額相場
自分の親50,000円〜100,000円
※喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い
自分の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※ただし社会人になっていない場合は、両親が支払ってくれることが多いので、香典を包まなくてもよい。
自分の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※ただし他の兄弟姉妹がいる場合、香典の金額に差があるとトラブルの元なので要相談。
自分の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「普段からお世話になっている」など親交関係が深いなら多めに包むことが多い。
自分の遠い親戚5,000円〜30,000円
※普段から親しい間柄だったかどうかで、金額を決めることが多い。
配偶者50,000円〜100,000円
※配偶者の親が喪主や施主を務める場合には香典を包む。自分が喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い。
配偶者の親50,000円〜100,000円
※「自分の親」と同じ金額。
配偶者の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※「自分の祖父・祖母」と同じ金額。
配偶者の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※「自分の兄弟姉妹」と同じ金額。
配偶者の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「自分の近しい親戚」と同じ金額。
配偶者の遠い親戚5,000円〜30,000円
※「自分の遠い親戚」と同じ金額。
友人・知人関係3,000円〜10,000円
※親しい関係性だったなら、10,000円。それ以外は3,000円〜5,000円が多い。
会社関係の上司・同僚・部下3,000円〜10,000円
※普段からの関係性や他の会社側の人間がどれぐらい包むかで決める。ただし、上司より多く包まないことがポイント。
近所の人・自治会関係者3,000円〜5,000円
※自治会内での決まりや地域の風習に合わせた金額を包むことが多い。

上図の通り。

もちろんお悔やみの気持ちを
金額で示そうという気持ちを持つことは
遺族に弔意を示したい時に
重要な考え方です。

しかし相場を気にせず渡すと、
ご好意がかえって迷惑になることもあるので、
必ず相場に合わせた金額を包んでいきましょう。

詳しい香典の金額相場に関しては、
以下の記事で詳しくまとめているので
チェックしてみてください。

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【通夜や葬儀で渡す香典の金額相場】香典マナーや注意点をプロが解説
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香典袋の書き方に注意する

香典を準備する際に香典袋の書き方に
注意しなくてはいけません。

表書きの書き方

表書きの書き方

まずは表書きの書き方ですが、
宗教や宗派に合わせて書き方を
変えていく必要があります。

例えば、表書きの書き方例が以下の通り。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通り。

香典とはそもそも死者の霊前に備える
お香や線香に変わる金品とされてきました。

なので仏式は、お香を使うので「お香代」
神式は、玉串を使うので「玉串代」
キリスト教は、お花を使うので「お花代」として
表書きを変える必要があるのです。

そして香典袋の下半分の真ん中部分には
名前をフルネームで書きましょう。

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中袋がある場合

中袋がある場合

香典袋によってはお金を包むことができる
中袋が付属されている場合があります。

その際には中袋の表面と裏面に
それぞれ香典の金額と住所や名前を
記入していく必要があるので注意しましょう。

ただし香典袋によっては、
中袋が付属されていない場合があります。
その場合は香典袋の裏側に住所と名前を
記入するようにしましょう。

購入する香典袋によって種類が異なるので、
それぞれの種類に合わせた
書き方を選ぶことが大切ですよ。

香典辞退をしていた場合には無理に渡さない

葬儀の時に香典辞退をしていた場合には、
無理に香典を渡さないようにしましょう。

近年は家族葬などが増えている一方で、
香典辞退をしている人も少なくありません。

そんな状況下で香典を渡してしまうと、
遺族に対して負担がかけることになってしまい、
失礼になる可能性が出てきます。

もちろん中にはどうしても渡したいと
感じている人もいるかもしれませんが、
無理やり渡すのはマナーとして完全にNGです。

なのでもし香典を辞退しているということなら、
無理に香典を渡すのではなく御供物を渡したり
手紙を送るとかなどして対応をしていくのが
得策でしょう。

香典を葬儀後に渡す際の守るべきマナー

香典を葬儀後に渡す際の守るべきマナー

ここまで香典を葬儀後に渡す前の
注意点についてまとめていきました。

あとは香典を渡すだけですが、
香典を遅れて渡すことになりますので
渡す際には注意すべきマナーがあります。

そこでここでは、香典を葬儀後に渡す際の
守るべきマナーを見ていきましょう。

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四十九日法要までに渡す

もし葬儀後に香典を渡そうと思うなら、
できれば四十九日法要が始めるまでには
渡すようにしましょう。

四十九日法要までに
香典を渡さなくてはいけないという
厳密なルールはありませんが、
遅くなればなるほど喪主に対して失礼になります。

例えば四十九日法要手前に香典を渡したとしたら、
葬儀から49日間もの時間がたっていることになり、
喪主からしたら「なぜこんなに遅くなったの?」
疑問に感じることも少なくありませんよね。

もちろん四十九日法要が終わった後に
香典を渡しても問題はありませんが、
今後の喪主との関係性を考えると
早めに渡しておくのがベストです。

ただ早めすぎても精神的負担を感じてたり
手続きなどで忙しくしている場合があるので、
葬儀後約1週間後を目処に準備をしておくと
良いでしょう。

四十九日法要までに渡した方がいい理由を
詳しくまとめた記事が以下にもあるので、
気になる方はチェックしてみてください。

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遅くなったお詫びの言葉をお悔やみの言葉と一緒に伝える

香典を渡すのが遅れてしまった場合、
お悔やみの言葉を伝えつつも
遅くなったお詫びの言葉を伝えましょう。

本来なら葬儀の時に香典を渡すのが一般的ですが、
遅れて渡すということは、それだけ喪主の手間を
増やしてしまうことになってしまいます。

実際に香典を受け取った喪主というのは、
香典返しを準備したり送ってくれた人の
住所に香典返しを郵送したりと、
さまざまな負担を抱えることになるんですね。

なので自宅に弔問する場合には
お詫びの言葉を直接伝えつつ、
香典を郵送する場合には手紙などを添えて
お悔やみの言葉とお詫びの言葉を伝えましょう。

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香典を葬儀後に渡す際によく出るQ&A

香典を葬儀後に渡す際によく出るQ&A

ここまで葬儀後に香典を渡す際の
守るべきマナーについてまとめていきました。

最後に香典を葬儀後に渡すとなった場合に
実際によく出る疑問に対する適切な回答を
まとめていきます。

実際に過去に質問が多かった内容を厳選したので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

四十九日法要が過ぎた後に渡す際はそのまま香典を渡してもいい?

もし何らかの理由で四十九日法要までに
間に合わなかったとしても、
香典を渡すのは問題ありません。

ただし、香典袋の表書きや水引には注意が必要です。

四十九日法要がすぎると忌明けになりますので、
表書きは『御仏前』と書きます。
また水引は黒白の水引で問題ありませんが、
関西では黄白の水引で包むことが多いですね。

地域によって水引の色が異なりますので、
風習に合わせた香典を準備して
渡すようにしましょう。

葬儀後に渡した香典に対する香典返しは断るべき?

遅れて香典を渡すことになりますので、
香典を渡した際に香典返しは必要ない旨を
伝えるのが喪主に負担をかけない方法でしょう。

しかし喪主の中には、いただいた香典に対して
しっかりとお返しをしたいと考えている人もいます。
そんな時は喪主のご厚意に甘えて、
ありがたく香典返しをいただくようにしましょう。

香典以外に葬儀後に渡せれるものはある?

香典以外にもフルーツや
お菓子の詰め合わせなどの供物などを
渡すことも可能です。

他にも提灯やローソク、線香、供花なども
葬儀後に渡すことはできます。

ただし御供物を渡す際には、
『のし』をつけるのがマナーなので
表書きに「御供」や「御供物」などの記載を
忘れないようにしましょう。

まとめ|香典を葬儀後に渡すのは失礼ではない

香典を葬儀後に渡すのは失礼ではない

ここまで香典を葬儀後に渡す方法や
香典を包む際のマナー、渡す際の注意点を
紹介してきました。

中には「香典を葬儀後に渡すのは
失礼になるのでは?」と考える人も
いるかもしれませんが、
決して失礼なことはありません。

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ちゃんとお詫びの言葉を伝えつつ、
誠意を持って香典をお渡しすれば
遺族も嫌な気持ちにはなりません。

なので香典を葬儀後に渡すという人は、
ぜひ本記事を参考にして失礼のないように
香典を渡してみてくださいね。

香典を渡されることで、
喪主は必ず喜んでくれるはずですよ。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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