香典は親の葬儀でも包むの?【香典袋の書き方やマナーをプロが紹介】

香典は親の葬儀でも包むの?【香典袋の書き方やマナーをプロが紹介】

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
葬儀業界歴10年の「あなたの葬儀」代表の堺です。

自分の親が亡くなった際には
葬儀を執り行っていくことになりますが、
その中で「親の葬儀にも香典を包むの?」という
疑問を持っている人はいませんか?

一般的には葬儀が執り行われると聞くと
香典を包んで参列しなくてはいけませんが、
自分の親の場合はどう対応していくべきか
分からないところですよね。

そこで本記事では、親の葬儀では
香典を包むべきかどうかに回答しつつ、
香典のマナーや香典袋の書き方などを
詳しくまとめていきました。

【本記事を読んでわかること】

  • 香典は親の葬儀でも包むかの回答
  • 親の葬儀で香典を包む際の金額相場
  • 親の葬儀で香典を包む際の香典袋の書き方
  • 親の葬儀で香典を包む際のマナー
  • 親の葬儀における香典Q&A

親の葬儀に香典を渡すかどうかが
分かるだけでなく、正しい香典マナーが
分かるのでぜひ参考にしてみてくださいね。

香典は親の葬儀でも包むの?

香典は親の葬儀でも包むの?

先に結論をいうと、
子どもが喪主を務める場合には
親の葬儀においても香典を包む必要は
ありません。

ただし葬儀費用を支払わない、
喪主以外の兄弟姉妹は香典を包みます。

喪主の場合は包む必要はない

喪主は葬儀費用を支払う立場になるので、
香典を包む必要はありません。

一昔前なら喪主の代わりに施主が
葬儀費用を支払い喪主も香典を包んでいました。

しかし施主という立場は近年なくなりつつあり、
喪主が葬儀費用を支払い、香典を包まないのが
一般的となってきたのです。

さらには香典には参列者からの
「葬儀費用の負担を少しでも減らしてほしい」という
思いも込められています。

葬儀費用を支払うのは喪主になるので、
香典を包む必要性がないということです。

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喪主以外の人は香典を包むべき

ただし葬儀費用を支払わない喪主以外の
兄弟姉妹というのは、香典を包む
必要性が出てきます。

葬儀だからといって絶対に香典を渡すという
マナーはないものの、仮に香典を包まなければ
遺産相続の話し合いの際に兄弟間で
金銭トラブルが起きやすくなるでしょう。

また香典とは、故人の死に対して
お悔やみの気持ちを伝えるためのものでもあります。

親に育ててもらった感謝の気持ちを
香典に込めることもできるので、

喪主以外の故人のお子さん(兄弟姉妹)は
できる限り香典を包むようにしましょう。

※ただしお子さんが社会人になっていなかったり、
香典を渡せるほど経済的に余裕がないなどの
諸事情がある場合は、無理に香典を
包む
必要はありません。

親の葬儀で香典を包む際の金額相場

親の葬儀で香典を包む際の金額相場

ここまで「親の葬儀でも香典は包むのか?」という
疑問に回答していきました。

喪主以外のお子さんは香典を包むことが
わかりましたが、ではいくらぐらいの金額を
香典に包むのがマナーとして正解なのでしょうか?

順番に解説していきます。

香典金額相場

分かりやすくまとめると、
以下の図の通りです。

子供の年齢層20代30代〜40代50代以上
親の葬儀における香典の金額相場30,000円〜50,000円50,000円〜70,000円70,000円〜100,000円

上図の通り。

年齢によって社会的実績が異なるので、
包むべき金額というのも変わります。

年齢によって香典に包む金額は異なる

香典の相場というのは、
自分の親が亡くなった時で
3万円〜10万円ぐらい
相場となっています。

ただ20代の場合は、相場の中でも
1番の下限である30,000円〜50,000円。
30代や40代の場合は、相場の平均金額の
50,000円〜70,000円を包むことがほとんどです。

そして50代以上というのは
社会経験が豊富ということもあって、
70,000円〜100,000円など
相場の上限を香典に包んでいきます。

ただしあくまで相場というだけであって、
人によっては相場とは違った金額を
包むことも少なくありません。

もし他にも兄弟姉妹がいるなら、
親への香典はどれぐらいの金額で包んでいるか
確認してから包むようにしていきましょう。

香典の金額相場については以下の記事にて
詳しくまとめているので、気になる方は
ぜひチェックしてみてください。

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親の葬儀で香典を包む際の香典袋の書き方

親の葬儀で香典を包む際の香典袋の書き方

ここまで親の葬儀における
香典の金額相場を紹介していきました。

あとは香典を準備していくだけですが、
香典を準備する際には失礼のないように
香典袋の書き方を覚えておく必要があります。

宗教や状況によって
書き方が異なる場合もあるので、
ぜひチェックしてみてください。

香典袋の表書きの書き方

表書きの書き方

香典袋には、表書きを書かなくてはいけません。
ただ香典袋に書くべき内容というのは
宗教や宗派によって異なります。

例えば表書き例は以下の通りです。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通り。

香典とはお香や線香に変わる金品なので、
宗教ごとで書き方を変えなくてはいけません

仏式は、焼香を行いお香を使うので「お香代」。
神式は、玉串を使うので「玉串代」。
キリスト教は、お花を使うので「お花代」。

表書きにはそれぞれ意味がありますので、
書き方を間違えないようにしましょう。

表書きの名前の書き方

表書きには名前も書きますが、
個人で香典を包むのか連名で包むのかで
書き方が異なります。

違いをまとめると、以下の通り。

  • 個人で香典を包む場合・・・
    フルネームで個人名を書く。
  • 喪主以外の子供全員がまとめて包む場合・・・
    連名で長男、次男といったように、立場が上の人から順番に名前を右から左へ書く。
    (まとめて『子供一同』と書く場合もある。)

個人で香典を包む場合と
連名で書く場合とでは書き方が異なるので、
表書きの名前を書く際には注意しましょう。

香典を入れる中袋の書き方

香典を入れる中袋の書き方

中袋には表面に金額を書き、
裏面には住所と名前を書いていくのが
マナーです。

中袋の表書きの金額の書き方

葬儀のマナーとして、
香典の金額は旧漢字で書く必要があります。

例えば以下に香典の金額に合わせた
表記方法をまとめてみました。

香典の金額例旧漢字
3000円参仟圓・参阡圓
5000円伍仟圓・伍阡圓
7000円七仟圓・七阡圓
10000円壱萬圓
30000円参萬圓
50000円伍萬圓
70000円七萬圓
100000円拾萬圓・什萬圓

近年は一般漢字でも問題なくなってきてますが、
葬儀のマナーを正しく守りたい場合は
旧漢字で書いていきましょう。

中袋の裏面の書き方

中袋の裏面には、住所と名前を書いていきます。
子供一同で包んだ場合は、
代表者の名前と住所を書いておけば問題ありません。

ただし複数の子供がまとめて香典を包んだ場合は、
誰がいくら包んだのかが分かるように
紙などにそれぞれの香典金額を明記して
一緒に香典袋の中に入れておきましょう。

中袋がない場合

香典袋によっては中袋がない場合がありますが、
その場合は香典袋の外側に
住所と名前を書いていきましょう。

書き方は、中袋の表面と裏面に書いた時と
同じ方法で書いていきましょう。

中には裏面に包んだ香典の金額を
記入する場合もありますが、
包んだ金額を見られるのは避けたい方は
無理に書く必要はありません。

親の葬儀で香典を包む際のマナー

親の葬儀で香典を包む際のマナー

ここまで、親の葬儀で香典を包む際の
香典袋の書き方を紹介していきました。

あとは香典を包んでいくだけですが、
香典を包む際にも守るべきマナーがあります。

それが以下の通り。

  • 他の兄弟姉妹より多めにお金を包みすぎない
  • 「4」・「9」・偶数などの数字は避ける
  • ボロボロのお札や新札は避ける

順番に解説していきます。

他の兄弟姉妹より多めにお金を包みすぎない

親の葬儀となると香典の金額を
少しでも多く包みたいと思うものですが、
他の兄弟姉妹より多めに包まないように
しなくてはいけません。

なぜなら仮に多めに香典を多めに包むと、
兄弟間で金額の差が生まれてしまい
後に金銭トラブルが起きかねないからです。

基本的には香典を包む際には、
兄弟間で合わせて包むのが
正しい対応方法になります。

葬儀後には親の相続の話し合いをすることにも
なってくるので、できるだけ金銭のトラブルは
避けるようにしていきましょう。

「4」・「9」・偶数などの数字は避ける

「4」・「9」・偶数などの数字は避ける

葬儀のマナーとして、
「4」や「9」、偶数といった数字は
使ってはいけないとされています。

なぜなら「4」の数字は「死」。
「9」の数字は「苦」を連想させるからです。

さらに偶数の数字は2で割り切れることもあって、
「故人との縁が切れてしまう」という意味合いが
込められてしまいます。

なので理想的な香典の金額は

  • 30,000円
  • 50,000円
  • 70,000円
  • 100,000円

といった形で用意していくのが
失礼のない包み方になります。

他にもお札の枚数を奇数で
揃えられるように包んでおけば、
より丁寧な対応と言えるでしょう。

ボロボロのお札や新札は避ける

香典袋にお金を包んでいく際には、
ボロボロのお札や新札は避けましょう。

ボロボロのお札では見た目が悪いですし、
新札では「葬儀に向けて準備をしていた」など
親の死に向けて準備を進めていたと思われ、
失礼になってしまいます。

なのでお札を包む際には、
少し使い古したお札を入れるのが
マナーです。

ただし新札しかないということでしたら、
真ん中に折り目をつけるなどして
対応していけば問題はありません。

親の葬儀における香典Q&A

親の葬儀における香典Q&A

ここまで親の葬儀において、香典を包む際の
守るべきマナーについてまとめました。

最後に親の葬儀における香典において、
よく出る悩みに対する回答をしていきます。

今後に役立つ項目ばかりなので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

香典を渡す際には受付で渡さなくてはいけないの?

親の葬儀であれば、受付に香典を渡さずとも
喪主に直接渡しても問題はありません。

ただし喪主は状況によっては
忙しくしている場合もあるので、
落ち着いた頃を見計って渡すのがマナーです。

また葬儀となると香典を管理する
お手伝いさんが必要となってくるので、
お手伝いさんに直接渡しても良いでしょう。

家族だから香典袋に包まずともお金を直接渡してもいい?

家族間で香典を渡す場合でも、
マナーとして香典袋に入れてから渡すべきです。

葬儀が終わった後に香典袋を開けて
金額を確認していき、誰からいくらもらったか
喪主は把握していきます。

しかしお金を直接渡してしまうと
いくらもらったのかを忘れることもあり、
香典返しを準備するときにスムーズな
対応ができなくなることがあるのです。

なので全ての香典の金額を把握するためにも、
ちゃんと香典袋に包んで渡すようにしましょう。

自分以外の親が亡くなった際の香典はいくら包むの?

自分の配偶者の親が亡くなったり、
友達の親が亡くなった時も
香典を包むことがありますが、
それぞれで金額の相場が異なります。

例えば配偶者の親が亡くなったときは、
自分の親が亡くなった時同様に
30,000円〜100,000円が香典の金額相場です。

友達の親が亡くなった場合でも、
親交が深い友達で5,000円〜10,000円
逆に親交が浅い友人の場合は、
金額相場が3,000円〜5,000円です

それぞれの立場で渡すべき香典の相場が
異なるので注意しましょう。

立場別の香典の金額相場は、
以下の記事で詳しくまとめているので
ぜひ一緒にチェックしてみてください。

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親の葬儀でも香典を包む時がある

ここまで親の葬儀における
香典の金額相場や香典袋の書き方、
お金を包む際のマナーを紹介してきました。

まとめると喪主以外のお子さんは
香典を包まなくてはいけないのですが、
喪主と一緒に葬儀費用の一部を支払うなら
香典を包まなくても問題はありません。

ただし葬儀が終わった後というのは
お金のトラブルがつきものなので、
他の兄弟姉妹が香典を包むかどうかを
しっかりと話し合って決めていきましょう。

また香典のマナーも大切ですが、
何より大切なのは亡くなった親に対して
ちゃんとお悔やみの気持ちを伝えることが
何よりも重要となります。

なので香典の問題が解決できましたら、
ぜひ亡くなった親と最後の時間を
ゆっくりと過ごしてあげてくださいね。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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