【香典の意味は3つある】香典とは何か、由来と一緒にプロが解説

【香典の意味は3つある】香典とは何か、由来と一緒にプロが解説

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

香典を準備しようとしている人の中で、
「そもそも香典の意味って何だろう?」
疑問に思っている人はいませんか?

香典は葬儀の場では必ずといっていいほど
用意しますが、どうして香典を用意する
必要があるのかよく意味が分かっていない、
という人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では香典の意味や由来、
金額相場、種類などを詳しくまとめました。

【本記事を見て分かること】

  • 香典の意味は3つある
  • 香典の由来
  • 香典袋の種類
  • 香典の金額相場

本記事を読むだけで香典の意味が分かり、
香典を包むことの重要性が分かるはずですよ。

香典の意味は3つある

香典の意味は3つある

まず結論として、
香典の意味は以下の3つとなります。

  • 故人の霊前に備えるお香や線香代
  • 弔意の気持ちをお金で示したもの
  • 喪主が支払う葬儀費用を少しでも補うもの

上記の通り。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

故人の霊前に備えるお香や線香代

1つ目の意味は、
「故人の霊前に備えるお香や線香代」
となります。

香典は元々死者の霊前に備えるお香を
意味していましたが、現代ではお香や線香の
代わりに現金を包むようになったのです

分かりやすい例で説明すると、
故人に対してお悔やみの気持ち示していく際に
焼香をしていくのが仏式の葬儀ですが、
焼香では『お香』や『線香』を使いますよね。

お香や線香もタダではありませんので、
参列者が『お香や線香の使用料』と題して
お金を不祝儀袋に包むというのが、
香典を包むことの本来の意味合いとなるのです。

弔意の気持ちをお金で示したもの

弔意の気持ちをお金で示したもの

2つ目の香典の意味は、
「弔意の気持ちをお金で示したもの」
となります。

葬儀に参列する参列者というのは、
遺族に対して弔意を示していくことが目的で
参列することがほとんどです。

しかしただ葬儀に参列するだけでは、
なかなか自分の弔意の気持ちを遺族にちゃんと
示すことが難しいもの。。。

そこでお金を包んだ香典を渡すことで、
分かりやすく遺族に対して弔意の気持ちを
示していくのです。

ちなみに他にも弔意の示し方としては、
供物や供花、弔電を渡すなどして
示すことができますね。

喪主が支払う葬儀費用を少しでも補うもの

3つ目の意味は、
「喪主が支払う葬儀費用を少しでも補うもの」
となります。

一般的な葬儀を執り行うとなると、
喪主は葬儀に必要な道具を準備をしたり
参列者に向けて参列のお礼を用意したりと
かなりの金銭的負担を負うもの。。。

ただそんな金銭的負担を少しでも
和らげてほしいという意味合いを込めて、
参列者は香典を包んでいくのです。

また地域や葬儀の種類によっては、
通夜振る舞いや精進落としを振る舞われたり
することもあります。

通夜振る舞いや精進落としでかかってくる
費用も葬儀費用に含まれてくるので、
『お食事代』として香典を渡す地域もあるのです。

香典の由来

香典の由来

香典はかつて『香奠』と書き、
現金ではなくて食料を『奠(供物)』として
納めていました。

急な訃報で大切な人を亡くしたご家族に対して、
支援という意味合いで周りの住民が
食料を送っていたんですね。

特に昔の日本は、穢れの思想が強い時代であり、
遺族や故人の親族が周りに穢れを広めないように
地域住民の人たちが代わりに食料を
用意していたとも言われています。

そんな食料を支援するという風習も
時代の流れと共に変化していき、
『香典=お金を包むもの』という風習が
だんだんと根付いていったのです。

香典の種類

香典の種類

ここまで香典の意味や由来を
紹介してきました。

昔と比べて現代の香典の意味は
大きく変化したことが分かりましたが、
宗教も大きく変化してきました。

ほとんどの葬儀は仏式で行われますが、
神道やキリスト教などさまざまな形で
葬儀が執り行われるようになってきたのです。

そして葬儀に参列する人というのは、
それぞれの宗教に合わせて
香典の種類を変えなくてはいけません。

仏式の場合

仏式の場合は、水引が黒白で蓮の花が
描かれている香典袋を使っていきます。

表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
書いていくのがマナーですね。
ただし浄土真宗のみ「御霊前」は使えないので、
準備する際には注意しましょう。

神道・神式の場合

神道・神式の葬儀の場合、
水引は白で蓮の花が描かれていない香典袋を
使っていきます。

表書きは「御玉串料」「御榊料」
書いていくのがマナーです。

キリスト教の場合

キリスト教の場合は、
カトリックとプロテスタントによって
種類が異なるので注意が必要です。

カトリックの場合

カトリックの場合は、
無地もしくは十字架やユリの花が描かれた
香典袋を使っていきます。

表書きは
「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
書いていくのがマナーです。

プロテスタントの場合

プロテスタントの場合は、
無地もしくは十字架の描かれた香典袋を
使っていきます。

表書きは
「御花料」「忌慰料」「献花料」
書いていくのがマナーです。

香典の金額相場

香典の金額相場

ここまで香典の種類について
まとめていきました。

宗教によって書き方や選ぶべき香典袋が
違うことが分かりましたが、
故人との関係性によっては包むべき
香典の金額相場も変わってきます。

まとめると金額相場は以下の通りです。

故人との関係性香典金額相場
自分の親50,000円〜100,000円
※喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い
自分の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※ただし社会人になっていない場合は、両親が支払ってくれることが多いので、香典を包まなくてもよい。
自分の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※ただし他の兄弟姉妹がいる場合、香典の金額に差があるとトラブルの元なので要相談。
自分の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「普段からお世話になっている」など親交関係が深いなら多めに包むことが多い。
自分の遠い親戚5,000円〜30,000円
※普段から親しい間柄だったかどうかで、金額を決めることが多い。
配偶者50,000円〜100,000円
※配偶者の親が喪主や施主を務める場合には香典を包む。自分が喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い。
配偶者の親50,000円〜100,000円
※「自分の親」と同じ金額。
配偶者の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※「自分の祖父・祖母」と同じ金額。
配偶者の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※「自分の兄弟姉妹」と同じ金額。
配偶者の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「自分の近しい親戚」と同じ金額。
配偶者の遠い親戚5,000円〜30,000円
※「自分の遠い親戚」と同じ金額。
友人・知人関係3,000円〜10,000円
※親しい関係性だったなら、10,000円。それ以外は3,000円〜5,000円が多い。
会社関係の上司・同僚・部下3,000円〜10,000円
※普段からの関係性や他の会社側の人間がどれぐらい包むかで決める。ただし、上司より多く包まないことがポイント。
近所の人・自治会関係者3,000円〜5,000円
※自治会内での決まりや地域の風習に合わせた金額を包むことが多い。

それぞれ故人との関係性の違いで、
金額相場が異なることが
分かると思います。

ただあくまで目安の相場であって、
状況次第では相場以上の金額を包むことも
少なくありません。

本記事で解説している『香典の意味』を
意識しつつ香典を包んでいくのが、
正しい包み方になりますね。

以下には香典の金額相場について
詳しくまとめた記事を示しましたので、
気になる方はぜひ一緒に
チェックしてみてください。

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まとめ|香典は意味を理解してから包もう

香典は意味を理解してから包もう

ここまで香典の意味や由来、
香典の種類や金額相場について
まとめていきました。

「葬儀=香典を渡すのが当たり前」という
イメージがありますが、ちゃんと香典を
包むことの意味を理解して渡していくのが
正しい対応です。

実際に意味なくお金を包むよりかは、
ちゃんと想いを込めて包む方が
遺族に弔意を示していくこともできますからね。

なので本記事を読み終わった方は、
ぜひ香典の意味を意識して
香典を包んでみてください。

そうすることで失礼なく
葬儀に参列することができるはずですよ。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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