【香典で3万円を包むべき人】書き方や包み方マナーをプロが紹介

【香典で3万円を包むべき人】書き方や包み方マナーをプロが紹介

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社勤務歴6年、葬儀業界歴が10年になる
「あなたの葬儀」代表の堺です。

大切な人の葬儀が執り行われることを聞いて
急いで香典を準備しようとしている人の中で、
3万円という金額の香典を包もうと
考えている人はいませんか?

実際に3万円となるとかなり高額ですが、
自分の立場的に包むべき金額は合っているのか
どのように包めば失礼がないのか、
分からないところですよね。

そこで本記事では、
香典で3万円を包むべき人を紹介しつつ、
香典袋の書き方や包み方のマナーなど
香典の豆知識を紹介していきます。

【本記事を見て分かること】

  • 香典で3万円を包むべき人
  • 香典で3万円を包む際の香典袋の書き方
  • 香典で3万円を包む際の包み方マナー
  • 3万円の香典に対する香典返し

本記事を読むだけで、
自分の立場的に3万円を包んでもいいかが
分かるだけでなく、遺族に対して失礼なく
香典を渡すことができるはずですよ。

香典で3万円を包むべき人

香典で3万円を包むべき人

結論として香典で3万円を包むべき人は
故人との関係性によって決まってきます。

例えば故人との関係性が

  • 自分や配偶者の祖父・祖母
  • 自分や配偶者の兄弟姉妹
  • 自分や配偶者の近しい親戚
  • 自分や配偶者の遠い親戚

などの場合には3万円の香典を
包む可能性が出てきます。

なぜなら以下のように
故人との関係性によって
香典の金額相場が決まっているからです。

故人との関係性香典金額相場
自分の親50,000円〜100,000円
※喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い
自分の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※ただし社会人になっていない場合は、両親が支払ってくれることが多いので、香典を包まなくてもよい。
自分の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※ただし他の兄弟姉妹がいる場合、香典の金額に差があるとトラブルの元なので要相談。
自分の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「普段からお世話になっている」など親交関係が深いなら多めに包むことが多い。
自分の遠い親戚5,000円〜30,000円
※普段から親しい間柄だったかどうかで、金額を決めることが多い。
配偶者50,000円〜100,000円
※配偶者の親が喪主や施主を務める場合には香典を包む。自分が喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い。
配偶者の親50,000円〜100,000円
※「自分の親」と同じ金額。
配偶者の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※「自分の祖父・祖母」と同じ金額。
配偶者の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※「自分の兄弟姉妹」と同じ金額。
配偶者の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「自分の近しい親戚」と同じ金額。
配偶者の遠い親戚5,000円〜30,000円
※「自分の遠い親戚」と同じ金額。
友人・知人関係3,000円〜10,000円
※親しい関係性だったなら、10,000円。それ以外は3,000円〜5,000円が多い。
会社関係の上司・同僚・部下3,000円〜10,000円
※普段からの関係性や他の会社側の人間がどれぐらい包むかで決める。ただし、上司より多く包まないことがポイント。
近所の人・自治会関係者3,000円〜5,000円
※自治会内での決まりや地域の風習に合わせた金額を包むことが多い。

上の図を見たら分かるように、
3万円という高額な金額の香典を包むべき人は
限定されていることが分かりますね。

基本的に香典とは相場内で包むのが
マナーでして、相場外で包んでしまうのは
香典のお返しを準備する遺族に対して
負担をかけさせることも少なくありません。

香典で包むべき金額とは、故人や遺族と
どのような付き合い方をしてきたかによっても
大きく変わることがありますが、あくまで
相場内で包むことが大切です。

なので香典で3万円を包もうと考える人は、
故人や遺族とどのような関係性を持ってるのか、
3万円という高額な金額を渡しても迷惑でないかを
考えてから渡すのが理想的です。

以下の記事では故人との関係性や
年齢別における包むべき香典の金額相場を
詳しくまとめているので、気になる方は
ぜひチェックしてみてください。

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香典で3万円を包む際の香典袋の書き方

香典で3万円を包む際の香典袋の書き方

ここまで香典で3万円を包むべき人を
詳しく紹介していきました。

もし自分が該当するということでしたら、
あとは3万円の香典を準備していくだけですが、
香典を準備する際には香典袋の書き方に
気をつけなくてはいけません。

書き方を間違えてしまうと、
せっかく高額な香典を包んだにもかかわらず
遺族に失礼になってしまうこともあるんですね。

そこでここでは、3万円を包む香典袋の表に書く
『表書き』の書き方や香典袋の中に入れる
『中袋』の書き方を紹介していきます。

※ちなみに「涙で墨の色も滲む」という
意味合いから、文字を書いていく際には
薄墨の筆ペンで文字を書くのが基本マナーですよ。

表書きの書き方

香典で3万円を包む際の表書きの書き方

香典を包む際に必須となる『表書き』ですが、
宗教や宗派によって書き方を
変える必要があります。

例えば、表書きの書き方例を
詳しくまとめると以下の通り。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通り。

香典の意味の1つに
「故人の霊前に備えるお香や線香代」という
意味合いがあります。

仏式は「お香代」。
神式は玉串を使うので「玉串代」。
キリスト教はお花を使うので「お花代」として
表書きを変える必要があるんですね。

なので表書きを書く前に、まずは
葬儀がどのような宗教で執り行われるかを
確認してから書いていくのが良いでしょう。

表書きの名前の書き方

表書きには名前も書きますが、
以下のように書き分けなくてはいけません。

  • 個人で香典を出す場合・・・
    フルネームで個人名を書く。
  • 2人以上を一緒にまとめて出す場合・・・
    連名にて名前をフルネームで書く。右から順番に立場が高い人から書いていく。
  • 団体でまとめて香典を出す場合・・・
    『〇〇(団体・会社名)一同』『親戚一同』『子供一同』など、まとめて書く。

名前を書かなくては、誰が香典を包んでくれたのか
分からなくなってしまいます。

遺族が香典のお返しをスムーズに準備できるように
わかりやすく名前を書くことが大切ですね。

中袋の書き方

香典で3万円を包む際の中袋の書き方

香典袋の中に入れる中袋には
表面に金額、裏面に住所と名前を
書いていくのがマナーです。

表書きの金額の書き方

香典に包んだ金額を中袋の表に書きますが、
葬儀のマナーとして旧漢字で書くのが一般的です。

3万円を包む際には、
「金 参萬円也」「金 参萬圓也」
書いていきます。

ただし近年は旧漢字ではなく
簡略化された新字体を使う人も増えつつあり、
厳格なマナーはなくなりつつあるので、
難しい場合は新字体で書いても問題はありません。

裏面の書き方

一般の封筒を準備する時と同じように
左下に郵便番号や住所、名前を書いていきます。

ただ複数人がまとめて一緒に香典を包む場合は
中袋の中にそれぞれの住所や名前を記した
メモなどを入れるようにしましょう。

中袋がない場合

香典で3万円を包む際に中袋がない場合

選んだ香典袋次第ではありますが、
お金を包むための中袋がない場合があります。

その場合は、香典袋の外側に
住所と名前を書きましょう。

裏面には金額を書く場合もありますが、
金額が丸見えになってしまうので
書いても書かなくても問題ありません。

香典で3万円を包む際の包み方マナー

香典で3万円を包む際の包み方マナー

ここまで3万円の香典を包む際の
香典袋の書き方についてまとめていきました。

次は香典袋にお金を包む作業に移るわけですが、
包み方にもちゃんとしたマナーがあります。
それが以下の通り。

  • お札の見た目や入れ方に注意する
  • 印刷されていない水引を使う
  • 偶数や「4」「9」という数字は避ける

順番に見ていきましょう。

お札の見た目や入れ方に注意する

お札を香典袋に包んでいく際には、
お札の見た目や入れ方に注意しましょう。

見た目が悪いと印象が悪いのもそうですが、
新札では「事前に葬儀に向けて準備していた」と
遺族に対して失礼に値することもあります。

またお札の肖像画は「故人の別れを悔やむ」という
意味合いで、肖像画を見えないように
するのが正しい対応方法になるんですね。

なのでお札は新札ではなく、
少し使い古したお札を。
そしてお札を入れる際には肖像画が見えないように
裏向きに入れるようにしましょう。

ただし地域や宗教によって香典のお札への
考え方が異なる場合もあるので、
葬儀社や地域住民に確認をしてから
包むのが得策ですね。

印刷されていない水引を使う

印刷されていない水引を使う

3万円という金額はかなり高額なので、
香典袋は印刷されていない
正式の水引を使うようにしていく必要があります。

なぜなら文字や模様が印刷された水引では
安物のイメージを与えることになってしまい、
3万円という高額の香典金額を包んだとしても
遺族からしたら印象が悪くなる可能性があるからです。

香典を包む際の注意点として、
1万円以上の香典を包む場合は

  • 結び切りの水引
  • 色は黒白か双銀の水引

などを使うのがマナーとしてあります。

見た目からして印刷された水引とは
大きく異なってくる部分ではあるので、
コンビニやスーパーなどで購入する際には
注意して選ぶようにしましょう。

偶数や「4」「9」という数字は避ける

香典を包んでいく際には、
偶数や「4」「9」などの数字は
避けるようにしましょう。

葬儀に限らず冠婚葬祭の場では、
偶数は2で割り切れるという理由で
『故人との繋がりを切ってしまう』と
捉えられることがあります。

さらに「4」は『死』、「9」は『苦』と
遺族にとっては悪い印象しか与えません。

なので3万円の香典を包む際には、
1万円のお札を「3枚」包むのが
正しい包み方になります。

お札がないから1万円札を「2枚」、
5千円札を「2枚」にしてしまうと、
合計で「4枚」になってマナー違反となるので
包む際には注意しましょう。

3万円の香典に対する香典返し

3万円の香典に対する香典返し

ここまで3万円の香典を包む際の
包み方マナーを紹介してきました。

ここからは少し番外編ですが、
3万円の香典を遺族に渡した後というのは
金額に見合った香典返しを遺族側が
用意してくれます。

香典返しの相場は香典に対しての
3分の1から半分程度が目安でして、
3万円の香典を渡した場合は1万円から1万5千円の
お返しを準備してくれるでしょう。

ちなみに香典返しとして
よく選ばれるのが以下の通り。

  • 海苔
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
  • スイーツ
  • 調味料
  • 洋菓子・和菓子全般
  • 洗剤
    etc.

上記の通り。

さらに3万円ともなると高額なので、
近年はカタログギフトをお返しとして
香典を渡した人が自由に選ぶという
スタイルが増えてきましたね。

香典返しは四十九日法要後に
渡されることが多いので、
香典を包んだ人は遺族からの連絡を
ゆっくりと待つようにしましょう。

※ちなみによく会葬御礼品と香典返しを
間違えてしまう人がいらっしゃいます。

以下の記事にて詳しい違いをまとめているので、
違いが分からない人は
ぜひ一緒にチェックしてみてください。

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まとめ|3万円の香典を包む人は限られている

3万円の香典を包む人は限られている

ここまで3万円の香典を包むべき人や
正しい香典袋の書き方、包み方など
基本的な香典マナーをまとめてきました。

3万円という金額は高額なので、
故人との関係性が

  • 自分や配偶者の祖父・祖母
  • 自分や配偶者の兄弟姉妹
  • 自分や配偶者の近しい親戚
  • 自分や配偶者の遠い親戚

などの場合に包んでいくことがほとんどです。

上記以外の人が3万円の香典を包むと
遺族からしたら負担に感じることもあるので、
もし当てはまっていないということなら
包むのはやめておきましょう。

香典を包む際に大切なのは
故人を弔いたいという気持ちですが、
何よりマナーを守ることも大切です。

なのでぜひ本記事を参考にして
遺族に対して失礼のないように
香典を渡すようにしてみてくださいね。

それでは以上です。
ありがとうございました。

以下には香典の受け渡しにおける
マナーをまとめた記事があるので、
これから葬儀に参列するということなら
ぜひ一緒に参考にしてみてください。

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