香典で1万円を包むべき人とは?書き方や包み方マナーをプロが解説

香典で1万円を包むべき人とは?書き方や包み方マナーをプロが解説

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
葬儀業界歴が10年になる
「あなたの葬儀」代表の堺です。

葬儀が執り行われることを聞いて、
香典に1万円を包もうと考えている人は
いませんか?

香典で1万円を包むとなると、
かなり高額なイメージですよね。
ただ1万円の香典を包むべき人というのは
すでに決まっていることをご存知でしょうか。

本記事では、葬儀が執り行われた際に
香典で1万円を包むべき人を紹介しつつ、
1万円の香典を包む際の香典袋の書き方や
包み方マナーなどについてまとめています。

【本記事を見て分かること】

  • 香典で1万円を包むべき人
  • 香典で1万円を包む際の香典袋の書き方
  • 香典で1万円を包む際の包み方マナー
  • 1万円の香典に対する香典返し

本記事を読むだけで
1万円を包むべき人が分かるだけでなく、
正しい香典の知識を学ぶこともできるので
ぜひ参考にしてみてくださいね。

香典で1万円を包むべき人

香典で1万円を包むべき人

結論として香典で1万円を包むべき人は
故人との関係性によって決まってきます。

例えば故人との関係性が

  • 自分や配偶者の祖父・祖母
  • 自分や配偶者の近しい親戚
  • 自分や配偶者の遠い親戚
  • 親しい友人・知人関係
  • 会社関係の上司・同僚・部下

などの場合に1万円の香典を包む可能性が
出てきます。

なぜなら以下のように
故人との関係性によって
香典の金額相場が決まっているからです。

故人との関係性香典金額相場
自分の親50,000円〜100,000円
※喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い
自分の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※ただし社会人になっていない場合は、両親が支払ってくれることが多いので、香典を包まなくてもよい。
自分の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※ただし他の兄弟姉妹がいる場合、香典の金額に差があるとトラブルの元なので要相談。
自分の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「普段からお世話になっている」など親交関係が深いなら多めに包むことが多い。
自分の遠い親戚5,000円〜30,000円
※普段から親しい間柄だったかどうかで、金額を決めることが多い。
配偶者50,000円〜100,000円
※配偶者の親が喪主や施主を務める場合には香典を包む。自分が喪主や施主の場合は葬儀料金を支払う形なので、香典を包まないことが多い。
配偶者の親50,000円〜100,000円
※「自分の親」と同じ金額。
配偶者の祖父・祖母10,000円〜50,000円
※「自分の祖父・祖母」と同じ金額。
配偶者の兄弟姉妹30,000円〜100,000円
※「自分の兄弟姉妹」と同じ金額。
配偶者の近しい親戚10,000円〜30,000円
※「自分の近しい親戚」と同じ金額。
配偶者の遠い親戚5,000円〜30,000円
※「自分の遠い親戚」と同じ金額。
友人・知人関係3,000円〜10,000円
※親しい関係性だったなら、10,000円。それ以外は3,000円〜5,000円が多い。
会社関係の上司・同僚・部下3,000円〜10,000円
※普段からの関係性や他の会社側の人間がどれぐらい包むかで決める。ただし、上司より多く包まないことがポイント。
近所の人・自治会関係者3,000円〜5,000円
※自治会内での決まりや地域の風習に合わせた金額を包むことが多い。

上の図を見たら分かるように、
1万円という金額の香典を包むべき人というのは
限られていることが分かりますね。

ただし葬儀の規模や相手との関係性、
香典を渡す人の年齢などによって
相場が大きく変化することも少なくありません。

なので香典で1万円を包もうと考える人は、
故人や遺族とどのような関係性を持ってるのか、
1万円という高額な金額を渡しても問題ないかを
考えてから渡すのが理想的ですね。

以下の記事では故人との関係性や
年齢別における包むべき香典の金額相場を
詳しくまとめているので、気になる方は
ぜひチェックしてみてください。

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香典で1万円を包む際の香典袋の書き方

香典で1万円を包む際の香典袋の書き方

ここまで葬儀で香典を用意する際に
1万円を包むべき人を紹介してきました。

もし自分が該当するということでしたら、
あとは香典を準備していくだけになりますが
香典袋の書き方には注意しなくてはいけません。

そこでここでは、香典袋の表に書く
『表書き』の書き方や香典袋の中に入れる
『中袋』の書き方を紹介していきます。

※ちなみに文字を書く際には
「涙で墨の色も滲む」という意味合いから
薄墨の筆ペンで書いていくのがマナーですよ。

表書きの書き方

香典で1万円を包む際の表書きの書き方

表書きは香典を包むとなった場合に
必ず書かなくてはいけません。
さらに宗教や宗派によっては書き方を
変えなくてはいけないので注意が必要なんですね。

例えば、表書きの例をまとめると以下の通り。

  • 仏式・・・
    表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」
    (水引が黒白で蓮の花が描かれている香典袋に書く。)
    ※浄土真宗のみ「御霊前」は使えない
  • 神道・神式・・・
    表書きは「御玉串料」「御榊料」
    (水引が白で蓮の花が描かれていない香典袋に書く。)
  • キリスト教・・・
    カトリックの場合の表書きは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」
    (水引のない百合の花が描かれている香典袋に書く。)
    プロテスタントの場合の表書きは、「御花料」「忌慰料」「献花料」
    (無地もしくは十字架の描かれた香典袋に書く。)

上記の通り。

焼香の意味の1つとして
「故人の霊前に備えるお香や線香代」という
意味合いがあります。

仏式は、焼香時にお香を使うので「お香代」。
神式は、焼香の代わりに玉串を使うので「玉串代」。
キリスト教は、お花を使うので「お花代」として
表書きを変える必要があるのです。

なので表書きを書く際には、
まず葬儀がどの宗教によって
執り行われるかを確認してから
書いていきましょう。

表書きの名前の書き方

表書きには名前も書きますが、
以下のように書き分けなくてはいけません。

  • 個人で香典を出す場合・・・
    フルネームで個人名を書く。
  • 2人以上を一緒にまとめて出す場合・・・
    連名にて名前をフルネームで書く。右から順番に立場が高い人から書いていく。
  • 団体でまとめて香典を出す場合・・・
    『〇〇(団体・会社名)一同』『親戚一同』『子供一同』など、まとめて書く。

名前は誰が香典を包んでくれたのか
分かるように、フルネームで書くのが基本です。

ただ団体や会社など香典を1つにまとめて
包もうとする場合は、『〇〇一同』と書くのが
正しい書き方になりますね。

中袋の書き方

香典で1万円を包む際の中袋の書き方

香典袋の中に入れる中袋には
表面に金額、裏面に住所と名前を書いていくのが
一般的なマナーです。

表書きの金額の書き方

香典のマナーとして、
金額は旧漢字で書くのが一般的です。

1万円を包む際には、
「金 壱萬円也」「金 壱萬圓也」
書いていきましょう。

ただし近年は「金 一万円也」と書いている人も
増えてきており厳格なマナーはなくなりつつあるので、
難しい場合は「金 一万円也」でも問題ありませんよ。

裏面の書き方

一般の封筒を郵便で出すときと同じように、
左下に郵便番号や住所、名前を書いていきます。

ただし個人で香典を包む場合は自宅の住所を書き、
会社関係で香典を包む場合は会社の住所と
代表者の名前を書くようにしましょう。

中袋がない場合

香典で1万円を包む際の中袋がない場合

香典袋によっては、中袋がない場合があります。

その場合は香典袋の外側に
住所と名前を書いていけば問題ありません。

裏面には金額を書く場合もありますが、
金額が丸見えになってしまうという理由で
書かない人がほとんどですね。

香典で1万円を包む際の包み方マナー

香典で1万円を包む際の包み方マナー

ここまで1万円の香典を包んだ際の
香典袋の書き方についてまとめていきました。

あとは1万円を香典袋に包んでいくだけですが、
包む際には以下の点に気をつけて
包む必要があります。

  • 印刷されていない正式の水引を使う
  • お札の見た目や入れ方に注意する
  • 香典袋の裏側は「下向き」に重ねて包む

順番に解説していきます。

印刷されていない正式の水引を使う

1万円の香典を包む際には、
印刷されていない正式の水引を
使うようにしましょう。

なぜなら文字や模様が印刷された水引では
安っぽいイメージを与えてしまい、
せっかく1万円という金額を包んだとしても
印象が悪くなる可能性があるからです。

香典のマナーとして1万円以上の香典となると、

  • 結び切りの水引
  • 色は黒白か双銀の水引

などを使っていきます。

印刷された水引と見た目が大きく変わるので、
失礼のないように渡したいなら
守るべきマナーと言えますね。

お札の見た目や入れ方に注意する

お札の見た目や入れ方に注意する

お札を香典袋に包んでいく際には、
お札の見た目や入れ方に注意しましょう。

見た目が悪いと印象が悪いだけでなく、
新札で用意したとしても
「事前に葬儀に向けて準備していた」と
勘違いされてしまうこともあります。

さらにお札には肖像画がありますが、
「故人の別れを悔やむ」という意味合いで
肖像画を見えないようにしなくてはいけません。

なのでお札は少し使い古したお札を。
そして入れ方としては、肖像画が見えないように
裏向きにお札を入れるのが正しいマナーです。

ただし地域によって考え方が
異なることもあるので、
葬儀社に確認をしてから包むと
より丁寧な対応と言えるでしょう。

香典袋の裏側は「下向き」に重ねて包む

香典袋を包む際には、裏側は「下向き」に重ねて
包まなくてはいけません。

下向きに包むことで「悲しみを流す」という
意味合いを持たせ得ることができ、
亡くなった悲しみを溜め込まないように
していきます。

逆に「上向き」に包んでしまうと
「悲しみを受け止める」という
意味合いになってしまいますので、
マナー違反となってしまうのです。

香典の基本的な包み方なので、
包む際には注意しましょう。

1万円の香典に対する香典返し

1万円の香典に対する香典返し

ここまで1万円の香典を包む際の
包み方マナーを紹介してきました。

ここからは補足ですが、
香典を渡した後は遺族側が香典返しを
準備してくれる流れになります。

香典返しの相場は香典に対しての
3分の1から半分程度が目安でして、
1万円の香典の場合だと3,000円から5,000円の
お返しが選ばれることが多いですね。

例として

  • 海苔
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
  • スイーツ
  • 調味料
  • 洋菓子・和菓子全般
  • 洗剤
    etc.

などが香典返しとして選ばれますが、
近年はカタログギフトを選ぶ人も
増えてきました。

ただ葬儀に参列した際にもらう
会葬御礼品と香典返しは異なるので、
葬儀に参列して香典を渡そうと考える人は
注意しましょう。

以下には会葬御礼品と香典返しの違いを
詳しくまとめた記事があるので、
それぞれの違いを知らない方は
一緒にチェックしてみてください。

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まとめ|1万円の香典を包んでみよう

1万円の香典を包んでみよう

ここまで1万円の香典を包むべき人や
香典袋の書き方、包み方マナーなどを
詳しくまとめていきました。

香典を包んでしまえばあとは
遺族に対して渡していくだけですが、
何より大切なのは故人を弔うことです。

1万円という金額は高額ですが、
金額に関係なく弔意を示していくことが
葬儀の現場では大切なことになります。

香典を渡す際にはも
正しい受け渡しなどのマナーがあるので、
もし葬儀に参列する人は気をつけて
葬儀場に向かってくださいね。

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【香典の受け取り方と渡し方】受付・参列者のマナーと挨拶方法を紹介

それでは以上です。
ありがとうございました。

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