【会葬御礼品と香典返しの違い】意味・相場・品物の違いをプロが解説

【会葬御礼品と香典返しの違い】意味・相場・品物の違いをプロが解説

こんにちは。

葬儀・終活アドバイザーであり、
大手葬儀社に6年間勤めた経歴がある
「あなたの葬儀」代表の堺です。

葬儀を執り行う際に会葬御礼品や
香典返しなどを用意することがありますが、
ちゃんとした違いについてはっきりと
答えられる方はいますか?

どちらも葬儀に参列してくれた人にお渡しする
お礼のお品物に変わりはありませんが、
はっきりとした違いがあります。

ただ葬儀を経験することが少ない人からすると、
「どっちも似たようなものなのでは?」と
思いがちですよね。

そこで本記事では、
会葬御礼品と香典返しの違いを
まとめてみました。

本記事を読めばそれぞれの違いがわかるので、
いざ急いで準備をするとなったとしても
すぐに準備を進めることができますよ。

会葬御礼品と香典返しの意味の違い

会葬御礼品と香典返しの意味の違い

結論として、会葬御礼品と香典返しの違いを
わかりやすくまとめると以下の通りです。

  • 会葬御礼品・・・葬儀に参列してくれた人全員に渡すお礼の品物
  • 香典返し・・・参列者からいただいた香典に対してのお礼の品物

上記の通りです。

順番にわかりやすく解説していきます。

会葬御礼品とは

会葬御礼品とは、葬儀に参列してくれた人に
対してのお礼の品物であり、香典の有無関係なく
参列者全員に渡されます。

故人の訃報を聞いてすぐに駆けつけてくれたり、
遠方から来てくれた人に対して、遺族から
感謝の気持ちとして品物を渡していくのです。

また同じ意味合いとして、

  • 通夜の弔問者全員に渡す『通夜返礼品』
  • 葬儀・告別式の参列者全員に渡す『会葬返礼品』

なども『会葬御礼品』の一種となります。

ただ地域の風習によって
会葬御礼品を用意する地域もあれば、
まったく用意しないという地域も
少なくありません。

さらに関西や西日本では会葬御礼品のことを
『粗供養品』と呼ぶこともあり、品物の表書きに
かけ紙(のし紙)をするのが一般的です。

香典返しとは

香典返しとは、その名の通り
参列者からいただいた香典に対する
お礼の品物という意味合いです。

また香典をもらってすぐ渡すのではなく、
以下の2パターンによってお礼の品物を
渡していきます。

  • 『後返し』・・・忌明け(四十九日法要)の後に報告をかねてお渡しする
  • 『当日返し(即日返し)』・・・香典をいただいた当日(通夜や告別式)にお渡しする

どちらを選んでも問題はありませんが、
それぞれメリット・デメリットがあるのが
特徴です。

メリットデメリット
後返し
  • 香典の金額に合わせた品物をゆっくり選べれる
  • ゆっくりとお礼の品物を選べれる
  • 葬儀が終わった後に手間がかかる仕事が増える
  • 配送料がかかる
当日返し香典返しの手間がまったくなくなる

配送の手配をしなくてすむ

  • 香典のお金額によっては改めて追加の香典返しが必要
  • 相手に合わせたお礼の品を選ぶことができない

上図の通り。

香典をもらったらお礼の品物を
お返しするのが葬儀のマナーとしてあるので、
もし香典をもらう葬儀を執り行う際には
必ず準備をしなくてはいけません。

ただ家族葬などで香典辞退をする場合、
香典返しを用意する必要がなくなります。

会葬御礼品と香典返しを渡すタイミングの違い

会葬御礼品と香典返しを渡すタイミングの違い

ここまで会葬御礼品と香典返しの
意味の違いについて解説してきました。

次に会葬御礼品や香典返しを渡す
タイミングの違いについてです。

会葬御礼品を渡すタイミング

会葬御礼品を渡すタイミングですが、
主には以下のタイミングで渡します。

  • 葬儀場に設けている受付
  • 葬儀場の式場に入る前
  • 通夜式が終わった後の式場の外

地域や葬儀社のやり方によって
渡すタイミングが異なる時がありますが、
主には上記のタイミングで渡していきます。

また通夜式が終わった後の式場外で渡す際には、
喪主や遺族自らが直接手渡しで渡す事例も
実際に見てきました。

タイミングはそれぞれ違いますが、
ちゃんときてくれた人全員に行き渡るように
渡していかなくてはいけませんね。

香典返しを渡すタイミング

香典返しを渡すタイミングですが、
先述したように忌引き(四十九日法要)後か
香典をいただく通夜式か告別式当日です。

葬儀式当日に渡す当日返しの場合は、
受付にて香典をいただいた際に
受付担当の人から直接手渡しをします。

香典を渡した参列者側は香典返しをいただいたら、
「ありがとうございます」もしくは
「恐れ入ります」となどの言葉を受付に伝え、
受け取ってから式場内に進みましょう。

会葬御礼品と香典返しの相場

会葬御礼品と香典返しの相場

ここまで会葬御礼品と香典返しを渡す
タイミングについて解説してきました。

次は会葬御礼品と香典返しの
相場の違いを見ていきましょう。

会葬御礼品の相場

会葬御礼品の相場ですが、
品物1個当たり約500円〜1,500円が相場です。

50個または100個単位で注文することが多く、
もし会葬御礼品が余った際には返品をすれば
費用が戻ってきます。

ただ会葬御礼品には
「お礼の挨拶状」をつけるのが一般的でして、
挨拶状の枚数分によって相場費用が
大きく変化することもあります。

お礼の挨拶状を付けないことで
費用を抑えることもできますが、
参列者になんの品物かを示すためにも
挨拶状は必要と言えるでしょう。

香典返しの相場

香典返しの金額相場ですが、
一般的には「半返し」と言われており、
いただいた香典の3分の1から半額相当の
品物を用意するのがマナーとなっています。

例えば10,000円のお香典をいただいたなら、
3,000円〜5,000円程度のお返し。
もし30,000円分のお香典をいただいたのなら、
10,000〜15,000円程度のお返しが必要です。

ただし3万円以上のお香典場合は、
半返しの上限を超えているので
3分の1〜4分の1程度のお返しの品物で
問題ないともされています。

香典返しの金額はいただく香典によって
大きく変化するので、正確な金額相場は
ありません。

会葬御礼品と香典返しでよく選ばれる品物

会葬御礼品と香典返しでよく選ばれる品物

ここまで会葬御礼品と香典返しの
金額相場についてまとめてきました。

次は会葬御礼品を香典返しの
品物の違いについてです。

ちなみにお礼の品物の考え方としては、
「不祝儀を残さないようにする」という
考え方があるので、後に残らない
消耗品や食品がよく選ばれます。

会葬御礼品でよく選ばれる品物

会葬御礼品でよく選ばれるのは、
主に以下の品物です。

  • 海苔
  • お菓子
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
    etc.

上記の通り。

金額相場が500円〜1,500円と少額なので、
選べれる品物も限られてきますね。

香典返しでよく選ばれる品物

次に香典返しでよく選ばれるのは、
主に以下の通りです。

  • 海苔
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
  • スイーツ
  • 調味料
  • 洋菓子・和菓子全般
  • 洗剤
    etc.

基本的には消耗品を選ぶという意味で、
お礼の品物の種類は会葬御礼品の種類と
似る部分がありますね。

ただし香典に対しての金額に合わせて
品物を選んでいくので、その分選べれる種類が
豊富になるのが大きな違いです。

ただ消耗品でもお肉や魚、お酒類は
香典返しに相応しくないので控えましょう。

カタログギフトも家族葬の香典返しとして人気

香典返しとしてカタログギフトを選ぶ
遺族も少なくありません。

カタログギフトなら選べれる品物の種類も
豊富で、香典を渡してくれた参列者が
自由にほしい品物を選べれるという
メリットがあります。

カタログギフトによっては
細かく金額設定もされているので、
過不足なく香典のお返しをすることが
できるというのが嬉しいところですね。

まとめ|会葬御礼品と香典返しはまったく別物です

会葬御礼品と香典返しはまったく別物です

ここまで会葬御礼品と香典返しの違いを
まとめていきました。

改めてまとめると、違いは以下の通りです。

会葬御礼品香典返し
意味香典関係なく、葬儀に参列してくれた人全員に渡すお礼の品物参列者からいただいた香典に対してのお礼の品物
渡すタイミング
  • 葬儀場に設けている受付
  • 葬儀場の式場に入る前
  • 通夜式が終わった後の式場の外
  • 『後返し』・・・忌明け(四十九日法要)の後
  • 『当日返し(即日返し)』・・・香典をいただいた当日(通夜や告別式)
相場約500円〜1,500円
※ただしお礼の挨拶状は別料金
いただいた香典の3分の1から半額
※ただし30,000円以上の香典の場合は、3分の1〜4分の1程度が多い
品物
  • 海苔
  • お菓子
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
    etc.
  • 海苔
  • お茶
  • タオル
  • 石けん
  • スイーツ
  • 調味料
  • 洋菓子・和菓子全般
  • 洗剤
    etc.

※カタログギフトの場合もある

改めて見直してみると、
会葬御礼品と香典返しはまったくの
別物であることが分かりますよね。

ただ参列者に対して感謝の気持ちを示す
お礼の品物であるという意味合いでは同じです。

なのでもし準備することになったら、
感謝の気持ちを品物に込めながら
お渡ししていきましょう。

それでは以上です。
ありがとうございました。

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